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【AI予想回顧】ズバッと的中!ラッキーライラックが牡馬撃破でGⅠ3勝目

2020 4/6 17:00SPAIA編集部
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◎×○で3連単7,810円

古馬の中距離王決定戦、 大阪杯(GⅠ・芝2000m) を制したのはM.デムーロ騎手騎乗のラッキーライラック。AI予想エンジンKAIBAの予想も見事に的中となった。

逃げ馬不在でどの馬が行くのかが注目されたが、なんと先手を奪ったのは1番人気のダノンキングリーと横山典騎手だった。それをピタッとマークしてジナンボーが2番手、ラッキーライラックが3番手からレースを進める展開となった。その後ろに1馬身間隔でクロノジェネシスとワグネリアンと上位人気馬は前目でレースを進める中、人気どころではブラストワンピースが唯一中団より後ろからのレース運びをみせた。

そのブラストワンピースが3、4コーナー中間地点で外から進出、馬群が一気に凝縮して各馬は直線へと向く。内にダノンキングリー、外にクロノジェネシス、間を割ってラッキーライラックと3頭による攻防は、ラッキーライラックに軍配が上がった。勝ちタイムは1:58.4、2着にクロノジェネシス、3着にダノンキングリーという結果となり、牝馬のワンツー決着となった。

◎×○という組み合わせで、3連単は7,810円という配当に。2番人気→4番人気→1番人気ながら、まずまずの配当になったのではないだろうか。過去10年で前走2着だった馬が5勝と好相性だったが、ラッキーライラックは前走中山記念2着でこのデータに該当。「大阪杯は前走ちょい負けの馬は買い」というデータは更に信頼度が上がったので、来年以降も覚えておきたいところだ。

大型馬が好走するというデータは的中も……

大阪杯の前日、4月4日(土)中山競馬場で行われたダービー卿チャレンジT(GⅢ・芝1600m)。KAIBAの本命はプリモシーン、牝馬でハンデ56kgだったが、重賞での実績と5歳馬の勝率が17.9%、連対率23.1%、複勝率38.5%と高かったことも踏まえての予想だった。

最内枠から好スタート、ハナを切ったナインテイルズ。すんなり隊列は決まったかと思ったが、3コーナー過ぎで失速。変わって早めにストーミーシーが先頭に立つという形のレースとなった。そうした先行争いを尻目に好位のインで我慢していた8歳馬クルーガーが直線で力強く抜け出し、2016年のマイラーズC以来4年ぶりの重賞制覇を果たした。際どくなった2着争いは13番人気のボンセルヴィーソが制し、波乱の決着に。3着は5番人気のレイエンダだった。なおプリモシーンは5着に終わっている。

予想的にはハズレに終わったが、過去10年で520kgを超える大型馬が勝率15.4%、連対率30.8%、複勝率38.5%と好走しており、勝ち馬のクルーガーを3番手評価としていた。結果的に連対率では本命に推奨した5歳馬よりも高く、複勝率では全く同じ数字だったので、もう少し強気に予想しても良かったのかもしれない。