鹿児島実業高校・男子新体操部の歴史
鹿児島実業高校の男子新体操部は、1984年に創部されて以来、その面白い演技が常に話題に上がるが、実は、全国有数の実力も兼ね備えている。県高校総体では、優勝28回、全国総体でも個人総合優勝を飾るなど、輝かしい記録を出している。
全国ではコミカルな演技を見せているが、青春時代の貴重な3年間の集大成として、3分間に込められた演技は、見る者に感動を与える。
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鹿児島実業高校男子新体操部について紹介する。 演技の面白さに定評があり、ファンも多い鹿児島実業。 そんな彼らの歴史とパフォーマンスにはどんなものがあるのだろうか。
鹿児島実業高校の男子新体操部は、1984年に創部されて以来、その面白い演技が常に話題に上がるが、実は、全国有数の実力も兼ね備えている。県高校総体では、優勝28回、全国総体でも個人総合優勝を飾るなど、輝かしい記録を出している。
全国ではコミカルな演技を見せているが、青春時代の貴重な3年間の集大成として、3分間に込められた演技は、見る者に感動を与える。
鹿児島実業高校男子新体操部の演技は、その年に流行った曲に合わせてコミカルな演技を行うところが話題性を呼んでいる。特に、見ている人全員がわかる曲を使用することで、まず観客に興味を持たせるのだ。毎年違うテーマ曲で演技をするので、競技とはまた違う視点での楽しさもある。
全力で悪ふざけしているように見せ、観客を楽しませているが、それも彼らの演技パフォーマンス力が高いからこそ。記録ではなく記憶に残る演技とはこのことだろう。
鹿児島実業高校男子新体操部のスローガンは「いかにして観客を楽しませるか」「観客の笑顔をみたい」。これに全力を注いでいる。
部を率いる樋口監督は、大学時代に日本一を経験したものの、観客からの拍手喝采を浴びた記憶がないそうで、演技に集中しすぎていた経験から、現在の鹿児島実業の演技スタイルを築きあげてきたとのことだ。当時強いチームではなかった鹿児島実業だが、インターハイに出た時には印象に残る演技を披露させたいという思いから考えられた。
とにかく面白いと評判の鹿児島実業高校の演技。その中でも特に記憶に残っているのは、きゃりーぱみゅぱみゅ、ゴールデンボンバー、進撃の巨人だろうか。
その年人気のあった楽曲をセレクトし、それに合わせてキレキレの演技を行うその姿は、思わず笑ってしまう。男子新体操というと、まだまだマイナーなイメージがあるが、こうしてエンターテイメント性を持つ鹿児島実業の演技で、どんどん競技人口が増えていくだろう。
2015年、テレビでは「妖怪ウォッチ」が大人気。ウィスパーやジバニャンなどの妖怪が一世を風靡した。それをすかさずキャッチするのが、鹿児島実業の新体操。2015年のインターハイ演技に、この「妖怪ウォッチ」のテーマ曲である「ようかい体操第一」「アイドルはウーニャニャの件」などを使用した。
コミカルな動きの中にもアクロバティツクな技も散りばめ、動きはとても軽快だ。会場はいつの間にか手拍子が送られ、見ている全員が一体感に包まれた。新体操の面白さを存分に感じられる演技といえる。
鹿児島実業高校男子新体操部について紹介してきた。 真面目にふざけるコミカルな演技が常に話題。そういわれると、今年はどんな演技が見られるのか、今から楽しみになる。 今後の活躍に大いに期待しよう。