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美しく、華やかな新体操の歴代名選手5人!

2017 1/30 21:11
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Photo by Pukhov Konstantin/Shutterstock.com

オリンピックでの華やかな新体操の演技に見惚れてしまう人も多いだろう。歴代の新体操、名選手とこれから注目されるであろう選手を紹介したい。

アレクサンドラ・ティモシェンコ

妖艶な演技派のアレクサンドラ・ティモシェンコは、業師であったオクサナ・スカルディーナと人気を2分しながら、80年代末から90年代前半の新体操界を盛り上げた。
89年に、それまでの女王だったブルガリアのビアンカ・パノバを抑えて、世界選手権で個人総合1位になり、新女王に。92年のバルセロナオリンピックでは個人総合で金メダルを獲っている。個性が尊重された時代でもあり、当時の採点方式では10点満点を何度も出している。彼女の母国ウクライナでは、オリンピックの金メダルを記念して切手の絵柄になっている。

アリーナ・カバエワ

アリーナ・カバエワは、2000年代前半に圧倒的な力を見せた選手だ。1999年大阪で行なわれた世界選手権で個人総合優勝を果たし、2000年のシドニーオリンピックの大本命となった。しかしシドニーでは決勝でフープを場外に出す致命的なミスを犯してしまい、銅メダルに終わる。その後、2001年のスペイン・マドリードの大会で合計5つの金メダルを獲得するも、ドーピング違反でメダルはく奪。1年間の出場停止になってしまう。
しかし、2003年ハンガリー・ブダペストの世界選手権では、個人総合を含めた4つの金を獲得。2004年のアテネオリンピックで念願の個人総合金メダルを獲得している。メディアにも多数出演するお茶の間の人気者でもあった。

エフゲニア・カナエワ

エフゲニア・カナエワは、2008年の北京オリンピック、2012年のロンドンオリンピックで、個人総合金メダル。世界選手権では2009年から3連覇を果たした選手だ。
女優かモデルのような美しいルックスでありながら、鍛えられた肉体で躍動感のある演技を披露し、多くのファンの心を掴んだ。優雅で繊細な演技は日本でも人気になり、CM出演やロシアと日本の友好関係を目的としたアンバサダーにも就任した。カナエワの演技は競技ではなく芸術だという人がいるほど、人々を魅了した。

マルガリータ・マムン

バングラディシュ人の父と、ロシア人の母の間に生まれたマルガリータ・マムン。2016年リオオリンピックの金メダルを獲得し、ロシアのオリンピック5連覇に貢献した。
エキゾチックなルックスから、情熱的で躍動感あふれる演技をする。そうした演技の特徴から、ベンガルトラとコーチから呼ばれている。安定感には欠けるものの身体能力が高く、圧倒的なジャンプ力で演技を成功させた時は、圧巻の演技を見せてくれる。現役選手なので、これから名選手入りする注目の選手だ。

皆川夏歩

皆川夏歩は、1997年8月20日千葉県生まれだ。2012年と2013年の全日本ジュニアで優勝し、注目を集めた。2015年のドイツ・シュツットガルトで行なわれた世界新体操選手権で15位に入り、長らく低迷していた日本の新体操において、3大会ぶりに新体操個人総合の出場権を獲得した。
リオデジャネイロ・オリンピックでは個人総合では振るわなかったものの、団体で予選を5位で通過、決勝ではリボンの「4本投げ」という大技で勝負に出たが、失敗し8位に終わった。しかし、これからの日本のエースとして期待される選手だ。

まとめ

歴代の新体操の名選手や、期待の新星を取り上げた。新体操は、鍛えられた肉体から繰り出す技、そして、女性特有の美しさや柔軟性を兼ね備えた、人々を魅了するスポーツだ。日本勢もリオオリンピックはフェアリージャパンとして、注目を集めた。これからも引き続き新体操は注目の競技だ。