床の技は大きくわけると4種類
体操の床とは個人で行われるものであり、男子女子共に行われている競技ですがそれぞれルールが少しだけ違っているのが特徴です。四方12mのマットの上で競技で認められた技を組み合わせて得点を競います。
体操の床にはどのような技があるかというと、技の種類としては、大きく分けると4つです。一つは平均技と呼ばれるもの。片足で立ち、もう片方の足を上げるというのが基本的な内容です。要するに片足でバランスをとる技ですね。
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オリンピック人気競技の体操。その種目の一つでもある「床」は、動きを見るだけでも楽しい競技です。もしもその技の種類を知ればもっと面白く床が楽しく見れるようになると思いませんか?今回は体操の種目「床」の技についてご紹介します。
体操の床とは個人で行われるものであり、男子女子共に行われている競技ですがそれぞれルールが少しだけ違っているのが特徴です。四方12mのマットの上で競技で認められた技を組み合わせて得点を競います。
体操の床にはどのような技があるかというと、技の種類としては、大きく分けると4つです。一つは平均技と呼ばれるもの。片足で立ち、もう片方の足を上げるというのが基本的な内容です。要するに片足でバランスをとる技ですね。
片足を上げて、Y の字になるような技などがありますが、とにかくきちんと止まっているかどうかが重要なポイントになります。最大の評価点は2秒間きちんと止まっているかどうか、これができなければ点数として減点があります。
4つの技のうちの2つ目は力技というものです。これは両腕を使って静止することが必要とされる腕力がものをいう技です。これも2秒間しっかりと姿勢を保持しているかが重要になります。また、腕立て伏せの状態で足を上げる、俗に言う水平技というものは、点数が高く、床に対してどれだけ体が水平になっているのか腕力が試される技になっています。水平に保たれていて、2秒間きちんと静止できていれば点数が高くなります。
3つ目は倒立・回転技です。中学校の頃にやった体操の技の発展形と考えればわかりやすいのではないでしょうか。倒立からの前転などはこの倒立・回転技になります。中にはダンスをしているようなものもあります。基本的には足がしっかりと伸びているか、きちんと止まっているかどうかなどの点で点数が加算されます。
4つ目は宙返り技です。これが床の技の醍醐味で、床の技といえばこれだという人は多いでしょう。中には宙返り技だけが床の技だと思っている人も多いのでは?
宙返り技は、空中で何回転しているか、ひねりを何回いれているか、足はしっかりと伸びているかという点が見られます。
この宙返り技は様々な技が開発されており、日本では白井健三選手が自身の名前の持つシライという技を作り上げたことでも有名です。今まで誰もやったことのないような技を初めてやった場合、白井選手のように自身の名前が床の技の名前になることがあります。これらの床の技には、AからHまで難易度が定められています。
先ほどご紹介した白井選手の名前がついたシライという床の技は最高難易度のHが定められています。難易度の高い技を数多く盛り込み、きちんと止まっているか、きちんと伸びているかのミスがないかどうかをチェックされるのです。
このように体操の床は4つの基本の技から難易度に至るまで様々な技があります。現在主流となっている技はある程度決まっており、大抵の選手は同じような演技構成になることが多いようで、そんな中で果敢に新技にチャレンジする白井選手は本当にすごい選手ですよね。
以上、体操の種目の一つである「床」の技の種類についてご紹介しました。床は宙返り技以外にも水平技などのたくさんの技があることをお分かりいただけたと思います。これを知ることで今後の体操競技がよりいっそう楽しく見られるのではないでしょうか。次回の体操大会が楽しみですね。