札幌白石高校体操部は、北海道の大会では団体優勝の常連校
札幌白石高等学校は、文武両道の精神で、文化及び運動部のクラブ活動が盛んです。特に運動部では体操部やサッカー部が全国大会に出場した実績があります。
体操部は男女ともに強く、2016年の北海道選手権大会では男子が6年連続で団体優勝を果たし、女子も2位という成績でした。男子では個人総合で2位を含め10位までに4人の選手が入るという好成績で、2016年の全国高校総体北海道代表にも選ばれました。
エースの多田悠利選手は種目別5種目すべて北海道大会で3位以内の成績で、将来有望なユーティリティプレーヤーです。
明星高校体操部は、宮城県では無敵の強豪高
宮城県仙台市の明星高等学校は、明治12年私塾として設立された歴史のある学校です。建学の精神は「学」「心」「身」すべてにおいてバランスが取れた人材の育成です。
体操部は、高校総体の男子団体と個人優勝が各1回、女子も高校総体団体優勝1回の実績がある強豪校です。宮城県大会では男子が団体・個人とも8連覇を飾り、女子も団体で7連覇するなど県内では敵なしという強さです。
7月に佐賀県で行われたインターハイでは、男子が団体で7位となり、個人種目のつり輪で山本選手が6位に入賞しています。
福島県の日大東北高校体操部は、少数精鋭ながら高レベルを維持
日本大学東北高等学校は、福島県郡山市にある男女共学校で、日本大学の教育理念と目的に基づいて設立されました。運動部は甲子園出場7回を誇る野球部、インターハイでの実績がある水泳部、硬式テニス部などの活動が盛んです。
体操部も少数精鋭ながら水準が高く、福島県ではトップレベルで、全国的にも強豪高です。全国高校総体には男子が39回、女子も7回の出場実績があります。2015年には女子が国民体育大会へ出場したほか、福島県南高校体育大会では男女とも団体と個人優勝を果たしています。
盛岡南高校体操部は、大会で技を成功させるための精神力を研磨
岩手県立盛岡南高等学校は、校訓が「友愛」「克己」「躍進」で、南昌山、岩手山などが遠望できる美しい立地環境に恵まれています。公立高校ながら運動部の部活動が盛んで、中でも体操部(男子)は岩手県では常にトップレベルの成績を保っています。
日々の練習では努力と忍耐力を養い、大会で必ず技を成功させるための精神力を鍛えています。日頃の努力が実を結び、2016年の高校総体では東北代表校として上位の成績を収めました。種目では床や跳馬の強さが伝統になっています。
能代高校体操部は、オリンピック金メダリストの小野喬選手を輩出
秋田県立能代高等学校は、男女共学の進学校で、創立90年を超える歴史があります。運動部、文化部ともにさまざまな部があり、体操部は東北随一のレベルといえます。
2016年度は男女とも県大会では団体優勝と個人総合優勝を果たしています。そして、東北大会、さらにインターハイにも進んで好成績を残しています。
現在も体操部は東北の強豪ですが、戦前には全国優勝の実績もあり、戦後も卒業生である小野喬選手はメルボルン、ローマのオリンピックなどで金メダルを獲得した選手として、体操部の誇りとなっています。
まとめ
北海道、東北地方で体操部の活動が盛んな高校を5校リストアップして、校風などを紹介するとともに、体操部の最近の実績や活動内容などをまとめました。
地域の大会では毎年レベルアップが図られており、今後が楽しみな高校ばかりです。