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メダルの期待がかかる体操!オリンピックの出場資格の条件とは?

2016 10/27 18:11
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Photo by A.RICARDO / Shutterstock.com

オリンピックに出場できる選手は何人?どんな選手が出場できるの?内村航平選手をはじめ、日本の体操界は層が厚くとても勢いがあるように感じます。体操競技におけるオリンピックの出場条件をまとめました。

競技ごとに違う年齢制限!体操は何歳から?

オリンピックは競技によって出場できる年齢が違います。オリンピック自体では年齢制限がなく、何歳でも出場できます。しかし、競技によっては、それぞれの連盟が定めた年齢制限があります。年齢制限が定められる理由としては、体がまだ出来上がっていないから、故障を防ぐためなど身体的な理由があげられています。体操の出場可能年齢は、男子18歳、女子16歳となっています。年齢は12月31日時点で達しているかどうかです。

オリンピックに出場できる体操の人数は?

オリンピックに出場できる人数も競技によって異なります。体操は、2016年に行われるリオデジャネイロオリンピックの代表選手は5人、2020年の東京オリンピックは4人です。東京オリンピックで代表選手が1人少なくなっているのは、種目別枠を増やし、出場できる国や地域を増やすためだそうです。日本には、メダル獲得へ大きな期待をされている、絶対的エースの内村選手や、ひねり王子こと白井選手がいます。人数が少なくなることで、さらにハイレベルな闘いが繰り広げられそうです。

オリンピック出場は選考大会で決まる

日本の選考大会とされるのが、全日本選手権・NHK杯・全日本種目別選手権です。その得点でオリンピック代表の候補選手が決まります。候補選手の中から、得意種目などにより、日本がメダルを取るために有力な選手が選考されます。団体の出場資格としては、世界大会で上位何位のチームと決まりがあります。2015年の世界選手権において、男子体操は見事に団体優勝を飾りました。リオオリンピック、そして東京オリンピックでもメダル獲得が期待できそうです。

出場資格の狭き門をクリアした内村選手

内村選手は、世界選手権で個人総合優勝者のみがリオデジェナネイロオリンピック出場という条件をクリアし、一番に出場権を獲得しました。出場権を獲得した2015年世界選手権では92.332という高得点をたたき出し、なんと世界選手権の6連覇を飾りました。そして2016年のNHK杯では大会8連覇をし、さらに自身の記録更新という快挙をおさめました。「個人よりも団体で金をとりたい」と語っている内村選手、メダルをいくつとってくれるか楽しみですね。

団体出場枠があると種目別選手権で優勝しても出場資格は与えられない?

リオデジャネイロオリンピックにおいては団体出場枠を獲得している日本ですが、「ひねり王子」こと白井選手に出場権はあるでしょうか。白井選手は世界選手権の種目別の床運動で優勝したので、オリンピック出場権を獲得かと思われましたが、それはなりませんでした。規定で、団体出場枠を獲得していると種目別メダリストでも出場権は獲得できないのです。そんな白井選手ですが、世界選手権で次々と新技を成功させ、自身の名前をつけた技をうみだし、優勝を重ね、見事代表に選出されました。
攻めの姿勢を貫いて挑戦を続ける白井選手、オリンピック初出場でどんな活躍を見せてくれるか楽しみですね。

まとめ

いかがでしたか?東京五輪でも内村選手を中心にメダル獲得に向けて頑張ってくれることを期待したいですね。