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東京オリンピックへ最多4人の女子ゴルフ日本代表出場なるか

2019 12/7 11:00akira yasu
東京オリンピックのメダル
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Ⓒゲッティイメージズ

代表は各国最大4名

11月28日から12月1日に開催されたツアーチャンピオンシップをもって2019年の日本女子ツアーは幕を閉じた。黄金世代の台頭や、熾烈な賞金女王争いなど、今季大きな盛り上がりを見せた日本女子ツアーであるが、東京オリンピックイヤーとなる来季はさらなる盛り上がりに期待が集まる。

オリンピックゴルフ競技の各国代表は最大4名。日本のゴルフファンとしてはできるだけ多くの日本人選手に出場してもらいたいところだが、世界ランキングを基に算出されるオリンピックゴルフランキングで15位以内に4名入ると、東京オリンピックに4名出場することができる。

現状のままであれば、世界ランキング5位の畑岡奈紗と同12位の渋野日向子の2名が女子日本代表となるが、まだ4名になる可能性は残されている。

少なくても平均4.5ポイントは必要か

ゴルフの世界ランキングは過去2年間の出場試合で獲得したポイントを出場試合数で割った平均ポイントによって決まる。ポイントは試合ごとに定められており、ツアーのグレードや出場選手の水準によって異なる。例えば日本ツアー優勝で20ポイント前後、米ツアー優勝で60ポイント前後、米メジャー優勝で100ポイントといった感じだ。また、2位以下のポイントも同様に異なる。

現在世界ランキング15位の選手のポイントは50試合で229.63ポイント、平均4.59ポイントとなっている。日本代表が4名になるためには平均4.5から5.0ポイントあたりになることが予想されるボーダーラインを全員がクリアしなければいけない。

15位以内に入る可能性が高い畑岡と渋野

50試合で301.13ポイント、平均6.02ポイントの畑岡はほぼ当確とみて良いだろう。2018年7月2日時点で初めて世界ランキング15位以内に入った。以降多少の浮き沈みがありながらも、2018年11月5日時点で7位になってからはこれまで10位以内を維持し続けている。

47試合で232.22ポイント、平均4.94ポイントの渋野も、全英女子オープン優勝直後に世界ランキング14位になって以来15位以内を維持している。来季は代表決定前に3つあるポイントが高いメジャー大会を中心に米ツアーにスポット参戦する予定。日本ツアーだけでなく米ツアーでも活躍して15位以内を盤石なものにしてもらいたい。

逆転を狙う鈴木と河本

畑岡と渋野の他に日本代表入りを狙っている選手として、鈴木愛と来季米ツアーに挑戦する河本結が挙げられる。

53試合で238.92ポイント、平均4.51ポイントの鈴木は、世界ランキング17位で15位以内がすぐそこまできている。鈴木はシーズン序盤に強く、全16勝の内10勝を6月までに挙げている。今季も6月までに3勝を挙げており、昨季12月10日時点では30位だった世界ランキングが、今季6月末時点では20位となっている。代表入りが決定するのは来季の6月末。シーズン序盤に強い傾向や、昨季から今季6月にかけての世界ランキング上昇度合いを踏まえると、来季序盤からポイントを加算し世界ランキング15位以内に入る可能性は大いにある。

河本は51試合で91.75ポイント、平均1.80ポイントで世界ランキング64位。15位以内は遠い状況だ。無論、遠いからこそ一気に近づくことが可能な米ツアーへの挑戦を決意した。 獲得ポイントのボーダーラインをクリアするには代表決定までの米ツアー20試合で少なくとも150ポイントは上乗せする必要がある。例えば、優勝1回、2位1回、トップ5数回で150ポイントを超えることになる。簡単なことではないが、畑岡や渋野、勝みなみは、これまで劇的な優勝を遂げてきた。同じ黄金世代の河本も、世界ランキング15位以内入りをやってのけるかもしれない。

最高の布陣に期待

自国開催となる東京オリンピックではより多くの日本人選手に出場資格を得てもらいたい。今季の戦いからは、畑岡に渋野と鈴木を加えた3名はオリンピック代表の資格を得ることができそうだ。

問題は4人目。世界ランキング53位で代表候補ランキング4位の稲見萌寧や世界ランキング59位で代表候補ランキング5位の上田桃子にもチャンスは残されている。しかし、現在の世界ランキングと来季戦うフィールドを合わせて考えると、畑岡、渋野、鈴木以外で世界ランキング15位以内に入る可能性がありそうなのは来季米ツアーで戦う河本だ。

畑岡、渋野、河本、鈴木。黄金世代3名プラス賞金女王。日本勢がこの布陣になれば、東京オリンピックがより一層楽しみになる。

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