ラインを読むのはグリーンに上る前
パッティングの際にグリーンのラインを読むのは当然だが、グリーンに上ってからラインを見ようとはしていないだろうか。実は、それだと十分にラインを読めていない。
グリーン上からだと自身も起伏に巻き込まれているため、手前から俯瞰して見る場合と全く違い、逆に見える場合もある。そのため、グリーンの手前から全体の起伏を確認する方がよい。これは基本中の基本なのだが、実践できていない人がいるので改めて紹介する。
パッティングの際にグリーンのラインを読むのは当然だが、グリーンに上ってからラインを見ようとはしていないだろうか。実は、それだと十分にラインを読めていない。
グリーン上からだと自身も起伏に巻き込まれているため、手前から俯瞰して見る場合と全く違い、逆に見える場合もある。そのため、グリーンの手前から全体の起伏を確認する方がよい。これは基本中の基本なのだが、実践できていない人がいるので改めて紹介する。
グリーン上のラインを見る際、プロは総じて非常に目線を低くする。立った状態で上から読んでも、ラインは読み切れないからだ。
這いつくばった独特なスタイル、いわゆるスパイダーマンポーズで有名なカミロ・ビジュガスは、ラインを正しく読むためにこの体制を取るようになったらしい。
パットの際、頭の中で仮のカップをイメージする。例えば、傾斜の下から打つときにはカップを少しオーバーするくらいの強さで打ち、下りでは実際より短かめのカップがあるとイメージし距離を合わせる。
この方法は、ライン読みにも使用できる。フックラインであれば実際のカップよりも右側に、スライスラインであれば左側に仮のカップがあるとイメージし、それに向かって真っすぐ打てればカップインできるといった具合だ。
影響がなさそうで、実は非常に影響するのが芝目だ。勢いがなくなるカップ際では特に影響するため、しっかり確認することをおすすめする。
まず、カップ上から芝の葉先がどちらに伸びているかを確認する。そしてボールの後ろからグリーンを見た時、芝が明るく光って見えれば順目、暗く見えれば逆目の場合が多い。また、芝は一般的に太陽の沈む方向に伸びるので、西向きが巡目で東向きが逆目だ。
プロが目の前にパターを置きラインを読んでいる場面をよく見るが、これも非常に有効な方法といえる。この時パターは重力に任せてぶら下げるようにして持ち、目の前のグリーン上に1本の真直ぐな基準線を作る。それによりラインの起伏が強調されるため、非常に簡単に読むことができる。ぜひ習慣にした方がよい。