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【強豪ひしめく】関東のゴルフ強豪校5選

2016 8/11 12:57
高校ゴルフ
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高校ゴルフに興味のある方へ。今やゴルフも高校の部活動として活発になってきており、高校ゴルフから有名プロも生まれている。今回は、関東の強豪5校を紹介する。

男女そろって全国制覇目標【埼玉栄】

埼玉栄高校は、さいたま市にあり、学校法人佐藤栄学園が運用する中高一貫教育をしている。「文武技芸」の4道を目指しており、進学とともに文化部、運動部も盛んだ。特に、卓球、陸上、レスリング、体操、バドミントン、相撲、吹奏楽が有名で、女子サッカー、駅伝、コーラスは全国大会優勝経験がある。
ゴルフ部も校舎から10分のところに専用ゴルフ練習場があり、2004年には自転車で10分の距離に専用コースが完成。環境は抜群だ。女子は1989年、2011年、2012年に全国高校ゴルフ選手権優勝、男子も2008年に全国制覇を達成した。

通信教育でトップアスリート目指す【日本ウェルネス】

日本ウェルネス高校は、学校法人タイケン学園グループが運営する広域通信制高校で、スポーツコースはオリンピックやワールドカップなどの世界大会を経験した指導者による教育が行われている。スポーツ以外にも、音楽、マンガ、製菓、保育の専攻コースがあり、専門的な教育を受けることができる。
ゴルフ部は2014年に、つくば学習センターで創部された。2015年には全国高校選手権で男子団体準優勝、女子団体5位と上位に。同年の日本ジュニア選手権で男女とも準優勝と、近年の注目の高校だ。

栄光の復活目指す【堀越学園】

堀越学園高校は、東京都中野区にある私立高校。進学コース以外に、体育コースやトレイトコース(旧芸能活動コース)など、芸能人やスポーツ選手に対応したユニークなカリキュラムを実施している。
野球、サッカーが全国大会に出場していますが、ゴルフも全国高校ゴルフ選手権で女子が5回団体優勝、1991年からは4連覇を達成している。部員は個人練習を中心に、ほぼ全員がプロゴルファーを目指して練習しており、技術だけでなく、マナーや礼儀もゴルフから学んでいるのが特徴。OBにはプロの飯島茜選手がいる。

全国大会上位の常連【佐野日大】

佐野日大高校は、栃木県佐野市にある私立高校で、日本大学の準付属高校。「文武両道」「師弟同行」「自主創造」を校訓とし、人材育成をモットーとしている。特別進学コースは、難関の国立・私立大学を目指すほか、スポーツ・文化とも部活動が盛んだ。プロ野球やJリーグで活躍するOBを輩出した野球、サッカー以外にも、陸上、硬式テニスのほか、デジタル放映部、美術部、演劇部も全国で活躍している。
ゴルフ部もプロツアーにアマ選手として出場を続けている。練習環境も、近隣のゴルフ場、練習場が使えるほか、トレーニング施設も充実している。

期待のニューフェース【翔洋学園】

翔洋学園高校は、茨城県日立市にある2000年に開校した私立高校で、通信制高校としては日本で初めて学習センター方式を採用した。「自由・自主・独立」を校訓とし、茨城県、福島県や千葉、横浜などにある学習センターで自由登校による個別サポートを受けることができる。
ゴルフ部は近年好成績をあげるようになり、2015年の全国高校選手権関東決勝では、女子個人で畑岡奈紗が個人優勝を飾った。メンバーは普段はそれぞれ個人で練習しているが、2016年は団体優勝が目標だ。



近年は、通信制教育によってスポーツ活動をバックアップする高校のゴルフ部が強豪校となっている。ゴルフ練習場、ゴルフコースと施設に資金がかかるゴルフは、1高校単位ではなかなか練習環境を整えることができないため、地域のジュニア・ゴルファー育成環境はそのままで練習ができ、高校は自宅で通信教育を受けられるメリットは大きいのだろう。今後の活躍からも目が離せない。