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国内男子プロゴルフ歴代賞金王 中島啓太が史上3位の年少記録

2023 12/8 06:00SPAIA編集部
中島啓太,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

中島啓太が6冠に輝いた2023年

国内男子プロゴルフツアーの2023年全日程が終了し、中島啓太が賞金王に輝いた。23歳での賞金王は2009年の石川遼(当時18)、2013年の松山英樹(21歳)に次ぐ史上3位の年少記録。6月のASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント、8月の横浜ミナトチャンピオンシップ、11月のマイナビABC選手権と3勝し、1億8498万6179円を稼いだ。

2020年11月に松山英樹、金谷拓実に続いて日本人3人目の世界アマチュアゴルフランキング1位となった中島は、2021年9月のパナソニックオープンで倉本昌弘、石川遼、松山英樹、金谷拓実に続く史上5人目のアマチュア優勝。2022年9月にプロ転向し、2023年は最優秀選手賞(MVP)、賞金ランキング賞、最優秀新人賞 島田トロフィ、平均ストローク賞、バーディ率賞、ゴルフ記者賞の6冠に輝いた。

改めて歴代賞金王を振り返ってみたい。1973年のツアー制度移行後の年度別賞金王は以下の通り。

国内男子ゴルフ歴代賞金王

AON、片山晋呉、石川遼らが名を連ねる

1973、74、77年は尾崎将司、1978年から4年連続で青木功、1982、83、85、86年は中嶋常幸と「AON」がほぼ独占。初めて1億円を突破したのは1985年の中嶋常幸だった。

その後は1988年から3年連続、さらに1992年、1994年から5年連続で尾崎将司が賞金王に輝く「1強」状態。ツアー通算94勝、賞金王12回の金字塔は不滅だろう。1994年には初めて2億円も突破した。

2000年代に入ると、片山晋呉が台頭。2000、04、05、06、08年と5度の賞金王に輝いている。PL学園高出身の谷口徹は2002、2007年の2回、伊沢利光も2003年に賞金王となった。

2009年に最年少賞金王となったのが石川遼だ。まだ高校生だった2007年4月にマンシングウェアオープン KSBカップを制し、15歳245日で史上最年少優勝を達成。「ハニカミ王子」と呼ばれて大ブームを巻き起こし、プロ転向後も驚異的な勝負強さで2009年に4勝を挙げて1億8352万4051円を稼いだ。

松山英樹は史上2位の年少賞金王

2013年は松山英樹が史上2位の21歳で賞金王に輝いた。東北福祉大時代の2011年にマスターズで日本人初のローアマを獲得し、同年11月の三井住友VISA太平洋マスターズでアマチュア優勝。東北福祉大在学中の2013年4月にプロ転向し、ルーキーイヤーで賞金王となった。

2016年には池田勇太が2億790万1567円を稼いで賞金王。2017年は宮里優作、2018、19年は今平周吾が2年連続賞金王に輝いた。

2023年に中島と賞金王を争ったのが22歳の蝉川泰果と25歳の金谷拓実。今後は「NSK」がしのぎを削ってゴルフ界を盛り上げることが期待される。

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