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ゴルフ界のドン、杉原輝雄さんの偉大なる功績まとめ

2016 12/21 19:03
ゴルフ
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出典http://www.pga.or.jp/

プロゴルフ界において50年以上も活躍した杉原輝雄さん。素晴らしい功績や、プロゴルフ生活50年について紹介する。

50年以上にわたって現役を続けた「ゴルフ界のドン」

1937年、農家を営む両親の3人兄弟の末っ子として誕生した杉原輝雄さん。まだ小学5年生の時、自宅の近所にあるゴルフ場「茨木CC」でキャディーを始めたのがゴルフとの出会いだった。
中学校卒業後は定時制高校に通い、研修生へとステップアップ、そして1957年、20歳の時にプロへ転向した。
その後、1962年に開催された日本オープンで初優勝。現役を続けた2008年までのプロ人生において通算63勝(うち海外1勝、シニアツアー8勝)を記録している。

過去7人しか獲得していない永久シード権を獲得

1989年、プロゴルフツアーの公認試合に出場する権利が半永久的に保障される「永久シード権」を獲得。
通常、プロゴルフツアーの公認試合には、ツアーの主催団体が規定するルールに該当する一定のプレイヤーでなければ出場権を得ることはできない。しかし、杉原輝雄さんのように一定の基準を満たしたプレイヤーには、出場意欲がある限り出場権が与えられるのだ。
永久シード権は、ほかに青木功選手、尾崎将司選手、中嶋常幸選手、倉本昌弘選手、尾崎直道選手、片山晋呉選手しか与えられていない。

最年長ゴルフツアー予選通過記録&51年連続出場の偉業を達成

2010年、杉原輝雄さんは、日本ゴルフツアー機構「JGTO」公認の男子プロゴルフトーナメントのひとつ「国際招待ゴルフ 中日クラウンズ」に51年連続出場を達成。これにより同一大会連続出場の世界記録を更新している。当時、73歳だった。
また、68歳10ヶ月のときには同大会の最年長ゴルフツアー予選通過記録も更新している。
偉大な世界記録を2つも更新するなど、長きにわたりゴルフ界のレジェンドとして活躍したのだ。

2012年、スポーツ功労者文部科学大臣顕彰を受賞

2012年には、文部科学省がその年のスポーツ国際大会で活躍した選手や指導者、審判員、団体などを表彰する「スポーツ功労者文部科学大臣顕彰」を受けた。
2014年には、ゴルフ競技において数々の功績を残し、ゴルフ界の発展に貢献した人物に贈られる「一般財団法人日本プロゴルフ殿堂」にも選出されている。これまでに、青木功選手、岡本綾子選手、大迫たつ子選手といった名立たる選手が選出されており、とても名誉のある殿堂入りだった。

「ゴルフクラブが握れなくなるから」という理由でガン手術を拒否

1997年12月に前立腺がんと診断された杉原輝雄さん。このとき、手術をすると「ゴルフクラブを握れなくなる」ということを知り、ガン手術を拒否している。
また、ガンの進行を遅らせるための女性ホルモン投与も「パワーが落ちる」と感じ拒否。「命は大事。とはいえ、ゴルフをプレーしたい。ジャンボ尾崎、青木功、中嶋常幸などと勝負をして勝ちたい。このまま逝ってたまるものか……」と、ゴルフへの執念を持ち続けていた。
しかし、2008年にはリンパ節への転移が判明。2011年12月23日に惜しまれながらこの世を去った。

まとめ

50年にもわたってプロゴルフ界のトップに君臨するのは容易なことではない。 闘病の末に亡くなった杉原輝雄さんだが、ゴルフのためにガン手術を拒否するなんて、並大抵のことではない。

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