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東京オリンピックにてゴルフ競技の出場資格とは

2016 10/27 18:11
東京オリンピック ゴルフ 出場資格
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Photo by Tony Bowler / Shutterstock.com

東京オリンピックでは、どんなゴルフの闘いが見られるのでしょうか?普段あまりスポーツと意識して見ないゴルフのテレビ中継ですが、世界の舞台オリンピックで生で見られるチャンスに、この競技の選手たちはどのように選ばれているのかなど、知っておきたいと思います。

復活したオリンピックのゴルフ競技

東京オリンピックの前のリオデジャネイロオリンピックで、ゴルフという競技はオリンピックに復活しました。ゴルフがオリンピック競技ではなかった期間はなんと「112年」。オリンピックにゴルフを復活させようという願いがようやく通じたのです。今やゴルフはオリンピックではないさまざまな大会が主流で、オリンピックでゴルフというと、規模も広く時間もかかるので難しいことのように思えます。
まして賞金争いもない純粋なスポーツとしてのゴルフをオリンピックの種目に復活させるのには、世界的に有名なプレーヤーや国際オリンピック協会との話し合いが相当重ねられ、合意に至ったのであろうと、このオリンピックのゴルフ復活に皆さんもとても興味が湧いているのではないでしょうか?

オリンピックゴルフ選手の出場資格

オリンピックでは、男女共に各60人迄と定員が決まっていて、世界ランキングの順位により、国別の枠で選出されます。世界ランキングで15位迄に入っている選手ならば、一か国4名の出場が可能で、16位以下の選手ならば一か国2名まで、となります。
そして、開催国の選手は世界ランキングに関係なく男女各1名までの出場が保証され。更に5大陸の選手からも男女各1名の出場枠が保証されます。しかし、それらの枠を踏まえても、出場者が男女各60人を超えることはありません。世界ランキング上位の有名なプレーヤーと、競技人口が多いゴルフ界の無名な選手たちが、ほぼ初めての競技場で一斉に個人戦で闘いを繰り広げ、思わぬドラマを見せてもらえそうです。

オリンピックにおけるゴルフの競技方法

大抵の競技は、個人戦と団体戦で進められますが、オリンピックのゴルフは個人戦のみで行われます。そのため、強い選手が沢山いる国が有利ということはなく、あくまでも個人の力で良い成績を残すことに専念できます。テレビ放送に関しては、最後まで全選手を追える形になっていて、60名の人数のままで最初から最後まで全員のプレーを見る事ができるようです。
なかなか間近で見られないスター選手や、自国の応援する選手を追いかけたり、新たに気になる国と選手を見つけたりすることもあるかもしれません。

オリンピックにゴルフが返り咲いた理由は?

それにしても、今回ゴルフがオリンピック競技として認められるまでに何故「112年」もの間が空いたのか、またどうして今回めでたく復活することになったのでしょうか。立地や条件などさまざまな事が整って復活の運びとなったのでしょうが、世界全体に見るゴルフ選手の実力の強化が目的のひとつだという声が上がります。
今回のオリンピックが個人戦のみでなければ、やはり強い選手を揃えた国があっという間に上位をさらっていってしまい、面白味のない競技になってしまうでしょうし。敢えてそうしなかったことで、皆が平等な機会を与えられ、強い選手のプレーを目の当たりにして刺激を受けたり、強い選手達も普段は出会えない沢山の選手達のプレーを見て何かを感じ取ったり、お互いにどこか良い影響を与え合うことができるのも理由のひとつではないかという気がします。

オリンピック日本代表選手決定

日本からリオ五輪に出場した選手をご紹介します。女子の一人目は世界ランキング22位の野村敏京選手、もう一人の女子代表はランキング43位の大山志保選手で、オリンピックを観て一人でも多くのゴルフファンが増えればとコメントしました。男子代表は世界ランキング93位の池田勇太選手、ランキング107位の片山晋呉選手が選ばれました。結果は、野村選手が4位で大健闘、あと1打差で銅メダルというところまでいきました。東京オリンピックでは十分メダルを狙えるということがわかりました。

まとめ

東京オリンピックのゴルフの競技が行われるのは「霞が関カンツリー倶楽部」と決定しています。112年ぶりのオリンピックゴルフの大会が開催されますが、東京オリンピックでは日本人選手の活躍にも期待したいですね。