ゴルフという競技について
ゴルフという競技自体はイギリス発祥の紳士のスポーツとして知られていますが、その起源についてはヨーロッパ、アジアなど諸説あり定説はないのが実情です。
歴史上に「ゴルフ」の名前が現れるのは1457年のスコットランドで、ゴルフばかりして武道を怠ける騎士たちに「ゴルフ禁止令」を出したことが記録されています。その後もスコットランドを中心にゴルフ人気は続き、イギリス帝国の拡大とともにゴルフも世界に広まりました。ちなみに由緒あるゴルフ選手権の全英オープンは1860年に初開催されています。
ゴルフとオリンピック
ゴルフとオリンピックが頭の中でつながらない方も多いと思いますが、それもそのはず、ゴルフがオリンピックの種目として採用されたのは、1900年のパリオリンピック、1904年のセントルイスオリンピックの2回だけなんです。
そのあとはしばらく採用されない時期が続きましたが、2016年のリオデジャネイロオリンピックで112年ぶりにゴルフ復活という運びになりました。そういう意味では、ゴルフの金メダルは非常に貴重なものだと言えますし注目度も高まります。
日本人有力ゴルファーは?
それでは参戦が期待される日本人有力ゴルファーを見ていきましょう。筆頭はやはり松山英樹選手です。181cm、75kgと恵まれた体格をもち、2013年にプロに転向するとその年に4勝を挙げて賞金王を獲得、翌年には主戦場を米ツアーへうつして1勝、2016年には2勝目を挙げるなど海外で最も力を発揮している選手です。
他にも日本の史上最年少賞金王を獲得した石川遼選手や、国内で安定した力を見せる池田勇太選手などが有力候補と言えます。
ゴルフで金メダルはとれるか?
それでは金メダルをとれるかどうかという話にうつります。可能性はあります。オリンピックでのゴルフは112年ぶりということもあり、他競技と違ってオリンピックを意識した4年のサイクルができていません。ですので、世界の有力選手といえどもオリンピックにピークを合わせるのが難しいのです。
参加資格をもっている有力選手でも、参加するかどうかという時点で迷っている選手も多いので、本気で対策をして乗り込めば十分に戦える可能性を秘めています。
金メダルをとったら
ゴルフという競技は政治家や経済界の上層の人たちに愛されるスポーツですので、112年ぶりのオリンピックで金メダルという結果をのこした場合、メディアでの取り上げ方はすごいものになるでしょう。
県民栄誉賞や国民栄誉賞という話にもなるかもしれません。「○○物語」というマンガの主人公になったり、始球式に現れたりするのではないでしょうか。子供たちが憧れてゴルフの競技人口が増えれば、身近でゴルフをできる場所もきっと増えるに違いありません。ゴルフ界の底上げのためにも、金メダル期待したいですね!
まとめ
ゴルフの歴史やオリンピックとの関係などとともに、オリンピックで金メダルがとれるかというテーマで書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?まだ見ぬ未来のホープが育っているかも知れません。いろいろと妄想しながら、ゴルフ競技を観戦しましょう!