ルノーF1とは
ルノーF1は、ルノー・スポール・フォーミュラワン・チームという名前で、フランスにあるヨーロッパの中でも大きな自動車会社が保有しているチームです。
現在のルノーF1は、2016年からの新しいチームではあるものの、過去にも参戦しており、コンストラクターズタイトル、ドライバーズタイトル共に2回獲得している強豪チームでした。1970年代にターボエンジンを初めて採用したチームとしても知られています。
一時期はF1から撤退してエンジン供給のみとなっていましたが、2016年から復活してファンを喜ばせています。
ルノーF1の新マシン
2017年2月、ルノーF1は新マシンを公開しました。2016年は時間的な問題から買収時のロータスF1チームが使用していたマシンをそのまま流用した形だったため、ランキングとしても満足いく結果にはなりませんでした。
新マシンであるR.S.17は、ノーズを低くしてシャークフィンを取り付けています。さらに、黄色一色だったマシンは黒も取り入れられてイメージが大きく変わっています。ある意味、今年の新マシンが、ルノーF1にとって初めてのマシンであるとも言えるでしょう。
2年目のジョリオン・パーマー選手
ルノーF1は、レギュラードライバーとして2016年シーズンを戦ったジョリオン・パーマー選手を継続して登用しています。パーマー選手の父は元F1レーサーのジョナサン・パーマー氏です。F2クラス、GP2シリーズからF1テストドライバーを経て、見事F1レギュラードライバーの座を獲得しています。
デビュー年となった昨年は、マレーシアグランプリにおいて10位入賞を果たしましたが、成績が振るわず、この入賞のみとなりました。2017年の成長に期したいところです。
ベテランを引き抜き!ニコ・ヒュルケンベルグ選手
ニコ・ヒュルケンベルグ選手は、1987年に西ドイツで生まれました。2010年からF1のレギュラードライバーとして活動を始めています。ウィリアムズ、フォース・インディア、ザウバーなどのチームを幅広く経験しています。
タイトルなどの目覚ましい成績はないものの、経験豊富なヒュルケンベルグ選手は、ルノーF1、これからの成長にとって必要不可欠な財産となるでしょう。パーマー選手が成長するための良き先輩として活躍も期待できそうです。
リザーブドライバーへ昇進したセルゲイ・シロトキン選手
本来はドライバー2名だけが話題になるのですが、今年はリザーブドライバーも話題になっています。
セルゲイ・シロトキン選手は、1995年生まれのロシア出身の若手ドライバーです。イタリアのフォーミュラ3やAuto GPなどでも勝利しており、ドライバーとしての潜在能力は非常に高いです。
2016年にはルノーF1のテストドライバーとして活動していましたが、2017年はリザーブとはいえ念願のドライバーの座を獲得しました。レギュラードライバー昇格へ向けて技術を磨いているそうです。
まとめ
ルノーF1は2016年から新たにワークスチームとして始動しました。
2016年は自社マシンでないこともあり満足いく結果とはなりませんでしたが、2017年は自社製のパワーユニットで、ひとまずランキング5位を目指していくそうです。
これからのルノーF1に期待が持てそうですね。