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女子フィギュア界の名コーチ5人~メダリストに影の立役者あり!~

2016 9/23 11:08
フィギュアスケート
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Photo by Olga Besnard / Shutterstock.com

女子フィギュアスケートが好きな方へ。
華麗な演技、華やかな衣装に魅了される女子フィギュアについて、より詳しく知りたいと思いませんか?
そこで名選手に育てたコーチにスポットをあててみました。名コーチ5人の選手歴、エピソード、指導している選手を紹介します。

多くの金メダリストを生んだ名コーチ「タチアナ・タラソワ」

タチアナ・タラソワは、ロシアのフィギュアスケートのコーチ、振付師です。数多くの五輪金メダリストや世界選手権優勝者を育ててきた事で有名なコーチです。教え子には、荒川静香や浅田真央も。選手としては1964年冬季ユニバーシアードトリノ大会ペア優勝。世界選手権や欧州選手権でも入賞と活躍しましたが、18歳の時にケガで引退しています。
浅田真央とは縁が深く、2007年から浅田真央自らロシアへ行きタラソワの教えを受けた時から始まりました。バンクーバー五輪では銀メダル、その後のソチ五輪でも振付を担当する等関係が続きました。タラソワは、メディアの前でも浅田真央のことを誇りに思っていると話しています。

ロシアを女子フィギュア世界一へ「エテリ・トゥトベリーゼ」

トゥトベリーゼはロシアのフィギュアスケートのコーチです。選手としてはもともとシングル選手でしたが、アイスダンスに転向しました。アメリカでコーチへ転身し、後にロシアでコーチを始めました。ロシアに戻った時にアイスホッケーのリンクでコーチを始めましたが、限られた時間でしか練習が出来ない環境だった苦労を経験しています。思った事を口に出すかなりの毒舌という事でも有名です。
教え子には、2016年世界選手権優勝者であり現在世界一位の最高得点を持つエフゲニア・メドヴェーデワや2015-2016年ジュニアグランプリファイナル優勝者のロシアの逸材と言われているポリーナ・ツルスカヤがいます。元教え子にはユリア・リプニツカヤもいます。

夫婦で日本フィギュアを支えてきたコーチ「佐藤信夫・佐藤久美子」

佐藤信夫は、大阪府生まれで選手としては全日本選手権を何と10連覇しています。また2度五輪を経験しています。佐藤久美子(旧姓 大川)は、大阪府生まれで2度五輪にも出場している女子フィギュアスケート選手で、現在は夫婦でコーチをしています。娘の佐藤有香は選手として世界選手権を制した事もあり、現在はコーチや振付をしているフィギュアスケート一家です。
夫婦で共に浅田真央へ指導をした他、トリノ五輪金メダリストの荒川静香のコーチをニコライ・モロゾフと共に勤めました。浅田選手のコーチのオファーを受けた時は、五輪のメダリストということもあり相当悩み一度はお断りしたそうです。結局、夫婦二人で引き受ける事を決心し、「誠心誠意やるだけ」と口にし、ソチ五輪に向けて指導を行いました。

気になるイケメンコーチ「田村岳斗」

田村岳斗は青森県生まれで選手として世界選手権に4回出場、長野五輪出場、1997、2003年の全日本選手権に優勝をしています。日本人として初めて4回転から3回転、4回転-3回転-2回転のコンビネーションジャンプを成功させました。またX-JAPANのファンでエキビジョンで「紅」を流して演じたこともあります。
現在は、コーチとして2016年シーズン得点で日本人トップの宮原知子や2016年ジュニア世界選手権で優勝した本田真凜と妹の望結を指導しています。

まとめ

華やかなイメージの女子フィギュア界ですが、いつもそばで選手を支えているコーチがいます。どのコーチも現役時代は選手として活躍されている方がほとんどです。得点発表の際にいつも選手の隣に座っているコーチですが、その指導方法は選手の演技に大きく影響する為、頻繁に入れ替わる例もあります。
フィギュアスケートを見られた際に各コーチにもぜひ注目してみてください!。