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フィギュアのルールおさらい!男子 シングル編

2016 9/8 23:08
フィギュアスケート
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Photo by Herbert Kratky/Shutterstock.com

単に観ているだけでも楽しめるフィギュアだが、ルールは詳しく知らないという方も多いはず。
今回は、そんな方のために、ルールを紹介する。

基本的なルール

フィギュアスケートの基本的なルールを見てみよう。今回は主に男子シングルのルールについてみていく。
シングルは男女ともにひとりで演技を行う。ショートプログラムとフリースケーティングの2種目があり、ショートプログラムを先、フリースケーティングを後に行う。
試合において、主な審査対象となる要素は、スピン、スパイラル、ステップ、そしてジャンプなどだ。4種類の中では、ジャンプが最も多くなる傾向にある。

ジャンプのルール

予選がない場合は、通常、ショートプログラムからの演技となる。演技の時間は2分50秒以内で、決められた7つの要素を必ず一回以上行わなければならない。
まずは3つのジャンプについてみていこう。1つ目はアクセルジャンプ。これは2回転または3回転から選択することができる。2つ目はソロジャンプ。3回転または4回転のジャンプのいずれかを選択することができる。3つ目はコンビネーションジャンプ。回転数は、3回転2回転・3回転3回転・4回転2回転・4回転3回転のいずれかを選択することが求められる。

スピンのルール

7つの要素のうち残りの4つのスピンについて見ていこう。
ひとつは、単一姿勢のフライングスピン。これは8回転以上が条件だ。次に単一姿勢の足替えスピン。キャメルスピンやシットスピンが該当する。足を変えるのは一回で、各足6回転以上が必要だ。3つ目は、コンビネーションスピン。2つ以上の基本姿勢を含み、それぞれ2回転以上が必要だ。最後はステップシークエンス。氷面を大いに使って、音楽の特徴に合わせて行わなければならない。

フリースケーティングのルール

つぎに、フリースケーティングを見ていこう。フリーは4分20秒から4分40秒以内。アクセルジャンプを含む、ジャンプを一つ以上入れることが必要だ。演技後半のジャンプは得点が1.1倍になるので、疲れがたまる後半でいかにジャンプを入れるかがポイントになる。ほかには、スピンやステップシークエンス、そのあとに氷面を十分に使用したコレオグラフィックシークエンスを演技に入れる必要がある。音楽に調和しつつ、いかに技を多く入れることができるかが勝負どころだ。

演出面のルール

技術面だけではなく、音楽や衣装など、演出面も非常に大切な要素だ。音楽のコンセプトに衣装が合っているかどうか、演出が音楽とマッチしているかどうかなどが評価される。ジャンプなどの技の精度を評価するための技術点のほかに、演出などを評価するために構成点がある。構成点は5人の採点者がそれぞれ10点満点で、0.25点刻みで採点を行う。この構成点でいかに高い得点を取ることができるかが勝負の分かれ目になってくる。

まとめ

取り入れるべき技など、細かく規定があるのだ。
テレビで観戦するときなどは少し気にしてみてみるのも良いかもしれない。