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要おさらい!全日本フィギュアスケート選手権の見どころ紹介

2016 9/8 23:08
浅田真央ⒸOlga Besnard/Shutterstock.com
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ⒸOlga Besnard/Shutterstock.com

全日本フィギュアスケート選手権の歴史

全日本フィギュアスケート選手権(全日本選手権)の歴史はとても古く、男子の第1回大会は1929年度に栃木県日光町(現在の日光市)の日光電気精銅所リンクで、女子は第6回大会があった34年度に東京市の芝浦スケート場(現在の東京都港区)で開かれた。

41、42年度(第13、14回大会)は戦時中のため中止になり、15回大会が開催されたのは戦後の47年度に国民体育大会(国体)と一緒に開かれた(会場は青森・八戸市の長根リンク)。

大会で起こった珍事

今でこそスケート競技はリンクがしっかり造成された屋内会場で開かれているが、昔は屋外での開催がほとんど。

最初に珍事が起こったのは1948年度の第17回大会。長野県諏訪市にある水田灌漑用の溜め池「蓼の海」を利用して作られたリンクで開催が予定されていたが、予想外の暖冬となったため池に氷が張らず中止に。また、東京・伊勢丹新宿店の事務館で開かれた51年度の第20回大会は、参加者が1名しかいなかったためこちらも中止となった。

本戦への出場をかけた予選

テレビで全日本選手権を観戦していると、番組の序盤は知名度の低い選手が演技をしている。実は番組に登場している一部を除いた選手は、本戦への出場をかけた予選会から勝ち上がってきているのだ。

北は東北・北海道、南は中四国・九州の計6ブロックで予選が開かれ、上位入賞者は東日本・西日本大会へと勝ち上がり、結果を出した人だけが本戦に出ることができる。本戦に出られるだけでも相当な実力者といえる。

名勝負の数々

近年の全日本選手権において、最も白熱した勝負となったのは2012年の男子大会。2010年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔と、14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦の新旧頂上決戦だ。ショートプログラムは羽生が、フリーでは高橋が1位となったが、ショートの技術点が段違いに高かった羽生が「貯金」を生かして初優勝を飾った。

女子は荒川静香がトリノ五輪で金メダルを獲得して以降、さまざまな選手が台頭してきた。そんななか、長年安定して結果を残してきた浅田真央の調子が下降。13年のショートではトップで折り返したもののフリーで崩れてしまい、鈴木明子と村上佳菜子に破れるという結果に。

世界大会の代表を決める重要な場、新星の登場も見どころ

年間王者を決める上で最も重要なのが世界フィギュアスケート選手権(世界選手権)。特に五輪の開催前年に開かれる世界選手権は日本人の総合成績で出場枠が増減する大事な試合。グランプリ(GP)シリーズと同様に選考試合の一つということもあり、日本の選手は必ずこの試合に合わせて調整する。

また、全日本選手権はジュニア選手権で選考された男女各6名の選手が出場することができる。2002年、当時11歳だった浅田は特例で出場し、7位に食い込んだ。全日本選手権は、新星を知る絶好の舞台とも言える。

男子は高橋から羽生への世代交代があり、女子は次々と新星が誕生。このように、世界選手権への出場をかけた日本人同士のハイレベルな戦いが見られる全日本選手権。今後も目が離せない。

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