「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

羽生結弦選手の戦績とフィギュア四大陸選手権2017ハイライト

2017 4/20 11:07masumi
フィギュアスケート
このエントリーをはてなブックマークに追加

連覇に次ぐ連覇。相次ぐ記録更新

2014年のGP中国杯、羽生選手は6分間練習で他選手と衝突してリンクに倒れた。誰もが「棄権」の2文字を思い浮かべる中、包帯とテーピング姿の羽生選手はリンクに戻り、最後まで滑りきって銀メダルを獲得したのだ。顎や頭を何針も縫うという大怪我だったが、ファイナルにも出場して2連覇を果たした。
全日本選手権で3連覇達成の後、以前からの不調が「尿膜管遺残症」と診断されて手術を受けている。退院後には足首の捻挫、手術跡の炎症などのトラブルに見舞われるも、世界選手権に出場して銀メダルを獲得。
2015年のNHK杯では、ショート・フリー・トータルの全得点で世界記録を更新。さらに2週間後のGPファイナルではすべての世界記録を更新し、男子史上初となる3連覇を達成した。
続く全日本選手権では4連覇、翌2016年のGPファイナルも制し、史上初の4連覇を成し遂げた。

四大陸選手権。ショートは「ロックスター」

2017年2月、羽生選手はインフルエンザなどによる休養から復帰し、待ち望んでいたファンの前に姿を見せ、リンクに入ると大声援と拍手が降り注いだ。
ショートプログラムはロックナンバーの「Let's Go Crazy」。冒頭からスピードを上げ、勢い良く入った4回転ループをきれいに決めた。
次のジャンプは予定されていた4回転+3回転のコンビネーションとはならず、2回転+3回転になる。流れるように着氷すると笑顔を見せ、柔軟性を生かしたスピンを披露する。
最終ジャンプのトリプルアクセルは高さもあり、余裕も感じさせるなめらかな着氷だった。軽快なリズムに乗って踊り、印象的な決めポーズで観客を沸かせたのだ。
会場には音楽に合わせて手拍子が鳴り響き、観客は「ロックスター羽生結弦」に熱狂した。

巻き返しのフリー。リカバリーは圧巻

ショートプログラムで3位となった羽生選手は、2日後のフリースケーティングで逆転を狙う。 冒頭は静かな曲調の中、2本続く4回転ジャンプを鮮やかに決めた。スピンからステップへとなめらかにつなげ、情感のこもった演技で観客を魅了する。
中盤に差し掛かり、4回転+3回転のコンビネーションが2回転+1回転となるミスが発生したが、羽生選手は動じない。続く4回転を確実に決め、次のジャンプをより難度の高いトリプルアクセル+3回転トウループに変更したのだ。
終盤ではコンビネーションジャンプを4回転+2回転に変更し、4本目の4回転を成功させた。終わり間際にはさらにトリプルアクセルを跳ぶという驚異的なリカバリーで、会場は興奮に沸き返った。
圧巻の演技でフリー首位に立ち、総合では銀メダルを獲得したのだ。

まとめ

今大会での羽生選手には、練習でもやったことのないような構成変更を行い、それをすべて成功させるというドラマがあった。 男子フィギュアの戦いは熾烈を極めているが、次に控える世界選手権、さらには1年後の平昌オリンピックに向け、大きな足掛かりとなる出来事だったのではないだろうか。 名だたる大会で勝利をつかんできた羽生選手には、病気や怪我と闘い、アクシデントを乗り越え続けてきた歴史もある。 演技で魅せ、立ち向かう姿でも勇気と感動を与えてくれる羽生選手を、世界中のファンが応援している。

おすすめの記事