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フィギュアスケート四大陸選手権2017名場面&珍場面のまとめ

2017 4/12 12:06くらげ
フィギュアスケート
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出典 Olga Besnard / Shutterstock.com

2017年2月14~19日に韓国で開催されたフィギュアスケート四大陸選手権。 迫真の名場面と、思わず笑える珍場面を紹介します。

日本の高2女子が初出場&初優勝

フィギュア四大陸選手権2017、女子シングルで日本の三原舞依選手が優勝し、フィギュア界を驚かせました。絶対的エースの浅田真央選手が不在、四大陸選手権2016優勝の宮原知子選手が故障で代表離脱と、フィギュア女子日本代表の戦力不足が懸念される中での快挙でした。
三原選手は、本大会出場時は高校2年生、2015~16シーズンまでジュニアクラスに出場していた選手です。シニアクラス初挑戦の2016~17シーズン、四大陸選手権に初出場し、初優勝を飾りました。

男子シングルFS200点越え対決

フィギュア四大陸選手権2017、男子シングルのフリースケーティングで行われた優勝争いは、絶対王者の風格漂う羽生結弦選手と17歳の新星ネイサン・チェン選手、両者200点超えの大接戦でした。
先に演技を見せたのがショートプログラム3位で23番滑走の羽生選手。4回転ジャンプをはじめ完璧な演技に仕上げ、FS206.67点、トータル 303.71点マーク、ネイサン選手にプレッシャーを与えます。
24番滑走のネイサン選手はFS204.34点、トータル307.46点。トータルの得点差3.75の大接戦をネイサン選手が制しました。

結成10年!中国の20代ペアが優勝

四大陸選手権2017、中国のウェンジン・スイ(隋文静)選手&ツォン・ハン(韓聰)選手がペアのフリースケーティング演技で144.28点を獲得、トータル225.03点で優勝しました。転倒があったものの自己ベスト更新です。
まだ21歳と24歳という若さの2選手ですが、結成歴は10年のベテラン、振りつけやジャンプのシンクロ率は高く「美しい」の一言。トリプル・トゥループ&ダブル・トゥループは息の合ったジャンプでした。

アイスダンス選手のおふざけ

四大陸選手権2017、アイスダンスのフリーダンス、選手たちによるおふざけが笑いを誘いました。 第3グループ、カナダのケイトリン・ウィーバー選手&アンドリュー・ポジェ選手の演技終了後、画面は緑色の椅子がある待機室に。そこにはスケート靴を武器に睨み合う、カナダのパイパー・ギレス選手と韓国のミン・ユラ選手という女性陣の姿が。
男性陣は死屍累々、カナダのポール・ポワリエ選手は床に横たわり、椅子に座る韓国のアレクサンダー・ガメリン選手は中国のシーユエ・ワン選手の攻撃にタジタジ? 中国のシンユー・リウ選手、いい笑顔でした。

エキシビジョンおもしろ衣装ベスト3

フィギュア大会のエキシビション、楽しみ方の1つが選手の個性的な衣装です。四大陸選手権2017のおもしろ衣装を紹介します。

  • 3位 Tシャツ&ジーンズ パトリック・チャン選手 カナダのパトリック・チャン選手。白いTシャツにジーンズとラフな衣装です。

  • 2位 パイロット チェ・ダビン選手 韓国のチェ・ダビン(崔 多彬)選手。カーキ色に赤の指し色が入った衣装は、空軍のパイロットのよう。

  • 1位 清掃員 ジュリアン志傑乙選手 マレーシアのジュリアン志傑乙(イー・ジージエ)選手の衣装はなんと清掃員。灰色のつなぎ姿で、手には黄色いモップ、肩に黒いバックをかけていました。

まとめ

フィギュア四大陸選手権2017から、3つの名場面と2つの珍場面をご紹介しました。
フィギュア大会の見どころは、大逆転での優勝、ベテランと新星の対決、仲の良さが伝わる選手同士のおふざけ、エキシビションの個性的な衣装など、さまざまです。 お気に入りのフィギュア観戦の楽しみ方が見つかるといいですね。