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平昌冬季五輪のプレ大会!フィギュアスケート四大陸選手権2017総評

2017 4/12 12:06くらげ
フィギュアスケート
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Photo by KoreaKHW/ Shutterstock.com

2017年2月14~19日に韓国(会場は2018年平昌冬季五輪と同じ江陵アイスアリーナ)で開催されたフィギュアスケート四大陸選手権と、グランプリファイナル2017の予想をご紹介します。

男子シングル総評 フィギュア四大陸選手権2017

男子シングルはSP(ショートプログラム)、FS(フリースケーティング)の両方をほぼパーフェクトで滑り切ったネイサン・チェン選手(アメリカ)が優勝しました。307.46点で自己最高点を更新、世界歴代3位の高得点です。
今大会時点で世界ランキング1位の羽生結弦選手(日本)は、SPでの失敗をFSの見事な演技で挽回して2位。3位はSPで自己最高点をマークした宇野昌磨選手(日本)でした。 4位はパトリック・チャン選手(カナダ)、5位はボーヤン・ジン選手(中国)。田中刑事選手(日本)は13位でした。

女子シングル総評 フィギュア四大陸選手権2017

女子シングルはSP4位の三原舞依選手(日本)が安定感あるノーミスのFSを魅せ、3人抜きで優勝と大逆転。200.85点で自己最高得点を大きく更新しました。
SPで3回転トゥループ+3回転トゥループの高いジャンプコンビネーションを成功したガブリエル・デールマン選手(カナダ)が2位。3位は長洲未来選手(アメリカ)、SP5位からFSの完璧な演技で得点を伸ばします。
4位はケイトリン・オズモンド選手(カナダ)、5位はチェ・ダビン選手(韓国)。樋口新葉選手(日本)は9位、本郷理華選手(日本)は10位でした。

ペア総評 フィギュア四大陸選手権2017

ペアは中国代表とカナダ代表が上位を争います。中国の隋文静(ウェンジン・スイ)選手&隋文静(ツォン・ハン)選手が、他のペアを寄せつけない圧倒的なSPとFSの演技で優勝しました。
2位、3位にはカナダのメーガン・デュハメル選手&エリック・ラドフォード選手、リュボーフィ・イリュシェチキナ選手&ディラン・モスコビッチ選手がランクイン。4位、5位には中国の于小雨(シャオユー・ユー)選手&張昊(ジャン・ハオ)選手、彭程(パン・チェン)選手&金楊(ヤン・ジン)選手。
日本の須藤澄玲選手&フランシス・ブードロー=オデ選手は10位、須崎海羽選手&木原龍一選手は13位と惜しい結果でした。

アイスダンス総評 フィギュア四大陸選手権2017

アイスダンスはカナダ代表とアメリカ代表が1位~6位を独占しました。
ショートダンスとフリーダンスの両方で1位のテッサ・ヴァーチュ選手&スコット・モイア選手(カナダ)が優勝。 2位は日系人兄妹のマイア・シブタニ選手&アレックス・シブタニ選手、3位はマディソン・チョック選手&エヴァン・ベイツ選手と、2位~4位はアメリカ代表、5位、6位はカナダ代表がランクイン。
日本の村元哉中選手&クリス・リード選手は9位、平井絵己選手&マリオン・デ・ラ・アソンション選手は12位と入賞を逃しました。

世界フィギュアスケート選手権2017の注目出場選手!

江陵で開催された四大陸選手権2017は無事終了しました。次はフィンランドで開催される世界フィギュアスケート選手権2017。グランプリファイナルの別名通り、シーズン最後で最大の大会です。さらに今回は2018年平壌冬季五輪の出場人数が決まる重要な大会でもあります。
男子シングルは江陵大会で1位のネイサン選手や、世界ランキング2位のハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)、羽生選手をはじめとした日本人選手の活躍に注目です。
女子シングルは怪我で欠場が続く宮原知子選手が復帰予定。アシュリー・ワグナー選手(アメリカ)や三原選手も出場します。ペアの須藤選手&フランシス選手、アイスダンスの村元選手&クリス選手も日本代表として応援したいですね。

まとめ

フィギュア四大陸選手権2017の総評でした。この大会での結果を2018年平壌冬季五輪へ生かしてほしいですね。 3月には世界フィギュアスケート選手権(グランプリファイナル)2017があります。 2016~2017シーズンの集大成、皆さんもテレビの前で一緒に応援しませんか?