レンタルシューズか、マイシューズか
まず初めに取り上げたいのは、スケートリンクで貸し出しているレンタルシューズはどうなの?という話です。
デートやレジャーとして楽しむのであればレンタルシューズでも構いませんが、上手になりたいという気持ちがあるのであれば、やはりマイシューズを購入することが必須になります。レンタルシューズはすでにいろいろな足癖のある人たちが履いて、もともとの機能が損なわれている場合が多いですし、リンクに行くたびに違うシューズになってしまうため、繊細な感覚を養うことは難しくなってしまいます。中古のシューズも同じ理由であまりおすすめできません。
シューズの価格帯
スケートシューズとしてよく見かけるものは、シューズ本体とブレードの2つのパーツからできています。持ち運ぶときにはブレードの刃の部分にカバーを付けるので、本体、ブレード、カバーが必要なものになります。初心者向けとして販売されているシューズはこれらをセットにして売られているものが多いので、あまり難しく考えずにセットを選びましょう。
価格帯としては、初心者向けとして売られているものは通販サイトなどでは1万円以下から見つけることができますし、少しこだわって選ぶと2万円台くらいになります。もちろん高いものほど、履き心地が良かったり、頑丈に作られています。
シューズのサイズ その1
サイズの考え方としては、実際の足のサイズ+1cmというのが一般的です。寒いスケートリンクで使うことを考えると厚めの靴下を履くので、これくらいがちょうどいいといわれています。
日本人の足は幅が広めで甲が高い傾向があるので、日本メーカーのモデルか、海外メーカーの日本人用に作られたモデルを選ぶのがいいでしょう。当然ですが、試し履きをしてから買うのが一番です。左右で足の形が違う人も見られますが、その場合も靴下の厚さや、中敷きで工夫して両足のホールド感が同じになるようにしましょう。靴がゆるいとスケーティングが安定しなくなるので、しっかりホールドすることが大切です。
シューズのサイズ その2
シューズのサイズを考えるときに、注意したいのは成長期のお子様の場合です。少し大きめのものを買った場合は靴下や中敷きで工夫したり、ひもをきつく結ぶことでホールドすることが可能です。しかし、だんだん成長してきてつま先が靴の先に当たるようになったらすぐに買い替えましょう。つま先はフィギュアスケートではよく使う部分のため、指先を痛めてしまいます。そのまま使い続けると、外反母趾などの障害が足に残ってしまい、お子様の人生を台無しにしてしまう可能性もでてきます。
決して安い買い物ではありませんので長く使いたいという気持ちになりますが、このあたりは親御さんの判断が頼りになります。
シューズのグレードアップ
「プロスケーターが使っているモデルをすぐにでも使いたい」とか「プロが使っているものでやればうまくなれるかも」という考え方のひともいるかもしれませんが、グレードの高いシューズはより高度なテクニックや高いジャンプに耐えられるように作られています。ですので、技術のない人が履いても使いこなすことは難しいです。初心者のひとはまずシューズをしっかりホールドした状態に慣れることとスケーティングに必要な筋肉をつけることが先になります。
より高度な技術が必要になって来たら自然とよいシューズがほしくなってくると思いますので、そうなったらシューズをグレードアップしてみましょう。
まとめ
フィギュアスケートを始めるときのシューズ選びに役に立ちそうな情報をまとめてみましたが、いかがでしたか?競技者を目指す人にはぜひ参考にしていただきたいですし、友達に自慢するためにマイシューズを買って練習しておくのも楽しいですね。