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【徹底解剖】フィギュアスケートの採点方法

2016 10/26 03:05
figure skating
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Photo by Almotional / Shutterstock.com

フィギュアスケートの採点方法にスポットを当てたいと思う。テレビ中継も増えてきたが、すべてを理解するのが難しいこの競技をより楽しむために、どのように採点がなされるのかを紹介する。

【概要】フィギュアスケートの採点方法をざっくりと紹介!

男女シングルとペアの場合、ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の2つで構成され、それぞれの合計点が総合得点となる。SPもFSも、2003年から採用された「ISUジャッジングシステム」により得点が決定される。各選手の演技を技術点・構成点・ディダクション(減点=転倒・演技中断など)から算出。SPとFSの合計点から個人の総合得点が決まるのだ。
なお、総合得点が並んだ場合は、比重の高いフリーの得点が高い方が上位となる。減点については、転倒が1回ごとに-1.0、時間超過または不足は5秒ごとに-1.0、というように規定されている。

【採点:技術点】選手が実行した規定要素に対して与えられる得点

各要素の得点には、技術審判が算出する「基礎点(実行した技に関する評価/入り方・回転数・レベル)」と、演技審判が算出する「GOE(Grade of Execution=各要素の出来栄え)」で決まる。技術点は加算方式なので上限がなく、難易度が上がるにつれ基礎点も高くなる。実現できるかは置いておいても、技の組み合わせ次第ではかなりの高得点が見込めるのだ。
GOEは、各要素(エレメンツ)の出来栄え点を図る指標で、-3点から?+3点の間で決定するもの。ただ、ジャンプをしたときに踏切から着水まで完璧に成功しなければ大きな加点にはならないというのが難点だ。なので、難易度の低いジャンプを成功させてGOEの加点を狙うという方法もある。
2016年の世界選手権では、基礎点の低かったキム・ヨナが、難易度の低い技を確実に決めて高いGOEポイントを獲得。難易度の高いジャンプに挑んだ浅田真央を合計点で逆転したというケースがその最たる例だ。

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