スピンで回るにはどうするの?
スピンをする際、とても大事になってくるのが反動です。
プロの選手がスピンをする際には必ずと言って良い程に、大きなカーブからスピンの姿勢に入ります。これは上手く回ることができるように遠心力をつけている工程で、できる限り大きく手や足を広げて一気に遠心力を利用して回転力をつけます。回転が始まり安定してきたら、伸ばしていた腕を体に密着させるようにピトッと縮めて下さい。これで遠心力が体の中心に集まって来るので回転がより一層速くなり、とても安定して回ることができるようになります。
まず最初の段階から慣れるまでは両足で回ることから始めてみて下さい。ある程度スピンが続くようになったらいよいよ軸足を決める段階に入ります。
両足スピンのやり方
①まず、両足を肩幅程度に少しオーバー気味に開きます。両腕は左右両方ともに大きく開いてください。
②ほんの少しだけ軽く膝を曲げながら、上半身は右側にひねります。この時注意したいのが、両腕はまだ開いたままでいるということです。
③先ほど右側にひねった上半身を、次は勢いよく正面に戻します。戻しながらそれと同じタイミングで、開いていた両腕を勢いよく閉じ胸の前で腕組みをするようにピトッと密着させます。加えて、②で少しだけ曲げていた膝をまっすぐ伸ばしてください。
④大きく開いていた腕を勢いよく閉じることで、遠心力を利用し一気に回転スピードが速くなるような感じになればあなたのスピンは大成功です。
コツとして3点ほど挙げることができます。
- 力まないで全身の力を抜くことを意識的に行ってください
- 背筋をまっすぐ伸ばしましょう(この際後ろに反り返ることがないようにして下さいね
- 回転中、なるべくフラフラしないように足に力を入れ踏ん張るように頑張ってみて下さい
スピンでは避けられないめまいの対象方法とは
スピンの練習などで熱中して回転技をやり続けると慣れないうちは確実にめまいがしてくると思います。これはどうしようもありません。ただ、何歳からでも三半規管の感覚を鍛えることは可能なので、回転数を少しづつ増やしたりなど、徐々に回転の感覚をせばめたりすることで少しづつではありますが体が慣れていきます。
テレビで放送されるような多くのスケート選手達は小さい頃から練習に励みこの独特の回転感覚に慣れているので、ある程度大人になってからフィギュアスケートを始められた人の方が慣れるまでに時間が多少かかります。
必ず慣れればめまいは無くなっていくものですので、焦って無理をしてけがをしないようにしてください。そのためにも、自分のペースを作って練習しましょうね。
まとめ
スピンではカーブからスピンの姿勢を作るタイミングと遠心力を利用するための反動がとても重要な役割を果たします。上手に綺麗なスピンができるよう楽しみながら練習しましょう。