日本を代表するロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」
日本を代表する「ツアー・オブ・ジャパン」は、自転車月間でもある毎年5月に開催されるロードレース。コースはステージ制となっていて、UCIのアジアツアーに組みこまれている。6名の選手で構成された国内と海外の16チームが出場し、8日間の日程で速さを競う。
全国に用意された大阪の「堺ステージ」や岐阜の「美濃ステージ」、ふじあざみラインのヒルクライム「富士山ステージ」など8つのステージがある。海外選手も出場するため、とても見どころの多いロードレースとなっている。
コースの種類が魅力のロードレース「ツール・ド・とちぎ」
2017年3月に開催された「ツール・ド・とちぎ」は、コースの種類が魅力のロードレース。それもそのはず、本場のヨーロッパの「ツール・ド・フランス」を手本としており、アップダウンの厳しい山岳コースや平地の公道コースなどを駆けるレースとなった。
栃木県の経済界が地域活性化につなげようと計画された大会であり、日本ではまだまだマイナーな自転車レースを、ヨーロッパのようなメジャーなスポーツに発展させるためにも期待されている。
自転車の普及を目的とした「チャレンジサイクルロードレース大会」
静岡県の日本サイクルスポーツセンターにある、5kmのサーキットを使って開催される「チャレンジサイクルロードレース大会」。
1971年より開催されているロードレースで、自転車の普及を目的とした大会だ。上位に入ると全日本自転車競技選手権大会ロードレースへの申し込み資格が与えられるため、カテゴリーA部門では毎年激戦が繰り広げられている。
またカテゴリーB部門は自転車レースの登竜門となっており、小学生から60才以上のシニアまで幅広い年齢層の人がエントリーしている。
都市部でのロードレース「明治神宮外苑学生自転車クリテリウム大会」
「明治神宮外苑学生自転車クリテリウム大会」は、神宮球場や秩父宮ラグビー場などの外苑を中心に都市部で開催されるロードレース。9カテゴリーにわけられたキッズクラスからマスターズクラスまで、総勢300名の選手たちが戦いを繰り広げる。
なかでもメインとなるのが男子大学対抗戦。とくに“男子大学生グループ1”は海外から参戦する選手がいるため、混戦必至のレース展開が予想されている。また全日本学生ロードレースカップシリーズの最終戦でもあるため、とても見どころの多い大会となっている。
ツアー・オブ・ジャパンと同時開催のロードレース「堺クリテリウム」
自転車月間の5月に全国でロードレースがおこなわれる、ツアー・オブ・ジャパンと同時開催の「堺クリテリウム」。“堺ステージ”は大阪府堺市にある大仙公園を中心に、古墳群が残る都心部を疾走するコース。
ツアー・オブ・ジャパンを見に来た多くの観客が埋め尽くす中、JBCF競技のレースが同時に開催。女子によるロードレース競技をアピールするために女子クラス、そして最上級の実業団チームであるE1クラスなどのレースがおこなわれる。
まとめ
日本で開催されている自転車のロードレースを紹介した。ヨーロッパをはじめ世界中で人気のある自転車レースは、オリンピック競技にもなっている。東京オリンピックが予定されているなか、日本人選手育成のため、今後も国内で開催される自転車レースに注目が集まることだろう。