まず「プロとしての素質」があるかが問われる
プロテストを受けるためには、まずプロのキックボクサーとして試合をこなせる素質がなければなりません。その判断は所属するジムのスタッフなどによって行われますが、多くの団体やジムでは、「プレ・プロテスト」ともいうべき昇級試験を設けています。レベル別のスパーリングを段階的にこなし、合格しない限りはプロテストを受けられないわけです。
もっとも、競争の激しいボクシングに比べれば、キックボクシングのプロテストの受験資格は(普段の練習を怠らなければ)比較的容易に得られると考えてよいでしょう。
プロテストは短期決戦で乗り越えろ!
プロテストの内容は団体によって異なりますが、通常は筆記試験と実技試験(スパーリング)を同日に行います。年間のプロテスト実施回数は団体によって異なりますが、2ヶ月に一度程度が多いようです。
キックボクシングのプロテストは、ボクシングと違って年齢制限がないのが通例です。そのため、正社員として働きながら終業後ジムに通い、プロテストを受験するという人が多いのが特徴です。
しかし、キックボクシングはボクシングと違って脚の動きを多用する格闘技なので、加齢からくる足腰の衰えがダイレクトに戦績に影響します。そのため、プロテスト合格を目指すなら、できるだけ早期に対策をして、短期決戦で決めることが重要です。