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ボクシングの魅力がつまった技!強烈「アッパー」の名手たち

2017 1/30 21:11
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出典: Elnur/shutterstock.com

アッパーは「使いにくいパンチ」だ。 たしかに一発当たればデカイ。しかし射程距離が短く、顔面のガードも手薄になるので、相手のカウンターをくらいやすい。 それでもボクシングファンはアッパーによるフィニッシュを期待してしまう。そんな魅惑のパンチ、アッパーの名手を紹介する。

生涯無敗のレジェンド【リカルド・ロペス】

リカルド・ロペスを形容する言葉はたくさんある。無敗の王者、小さな巨人。ミニマム級、ライトフライ級の世界で、アマ・プロを通じ一度も負けることのなかったロペス選手は、多彩なコンビネーションパンチを自在に操るメキシカンボクシングのお手本のようなボクサーだった。
ロペス選手のアッパーで印象的なのは、やはり左下から斜め右上にうなるように飛んでくる豪腕左アッパー。ワンツーのコンビネーションで相手に右ストレートを打ち込んだ瞬間、すでにロペス選手の体勢は大きく左斜めに傾いている。左下に移動させた重心を強靭な体幹の力で左腕にのせ、強烈なアッパーを生み出すのだ。

セオリー無視、変幻自在の天才【ナジーム・ハメド】

ボクシングはただの格闘技ではなく「ショー」の要素が大きいスポーツだ。その点、ナジーム・ハメドのような異色のボクサーは、ライブでもテレビ画面でも、観客を決して飽きさせることがなく、ボクシングのショー的要素を十分に満たせるスター選手といえる。
もちろん実力でも折り紙つき。生涯戦績37戦36勝31KO、IBF・WBO・WBC世界フェザー級王者として旋風を巻き起こした。彼のスタイルはきわめて独特で、ガードや体軸のバランスを犠牲にしてでも相手のタイミングを外し、すきをついて強烈な一撃をくらわすという変則スタイル。 アッパーも、フックとアッパーを混ぜて割ったような彼にしか打てないパンチ。相手のパンチをノーガードでかいくぐりながら、死角から猛獣が獲物に襲いかかるようなアッパーを連発した。

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