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ボクシングのディフェンスがグングン堅くなるちょっとした上達のコツ

2017 1/30 12:11
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Photo by Dobo Kristian/shutterstock.com

ボクシングのディフェンスがなかなか上達しなくて悩んでいる方はいらっしゃいませんか? 効果的なディフェンス上達にはちょっとしたコツがあるのです。 そこで今回は、ディフェンスがぐんぐん強くなる上達のコツをご紹介します。

ディフェンス力向上のコツはマスボクシングをこなすこと

ボクシングにおいてディフェンス力を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか。それは、高度なディフェンスの技を覚えて実戦の数をこなすに限ります。 ですが、スパーリングは実際にパンチを打ち合うので、自分も相手も体が消耗してしまい、数をこなすことができません。そこでオススメしたいのがマスボクシングです。
ご存知の通り、マスボクシングとは、相手にパンチを当てずに寸止めで行う練習です。リングを使って試合形式で行うため、実戦に近い練習をノーダメージで数多く経験することができます。

マスボクシングでディフェンス力が上がる理由

マスボクシングでディフェンスが上達する理由は、数をこなすからだけではありません。マスボクシングはディフェンスで一番大事な「見切り」を、スパーリングよりも効果的に習得することが可能なのです。 最初こそ「パンチを絶対に当ててはいけない!」と緊張しますが、だんだん慣れて余裕が生まれますね。つまり、相手の動きを観察できるようになるのです。
そして、ボクシングにおける間合いや距離感がつかめるようになり、相手の攻撃を見切って避けることができるようになります。

マスボクシングをするなら覚えておきたいディフェンス技

マスボクシングで効果的にディフェンス力を上げるために、マスターしておきたい防御技が2つあります。それはパーリングとウィービングです。 パーリングは、相手からの攻撃を自分のグラブではじくブロックテクニックで、防御の基礎なので既に取得している方が多いと思います。
ウィービングは近距離でよく使われるブロックテクニックのひとつですね。アルファベットのUの字に頭や上半身を動かし、相手の攻撃を避ける高等技術になります。

ウィービング上達のコツが詰まった練習メニュー

ウィービングの練習といっても、いつもやっているシャドーボクシングのメニューにウィービングを加えるだけです。 相手の右からのパンチは左方向へのウィービング、左からのパンチには右方向へのウィービングと、スムーズなウィービングになるよう練習しましょう。また、実戦では止まったままウィービングすることはあまりありませんよね。前後左右に足を動かしながら、ウィービングを行いましょう。
ウィービングとパンチを繋げられるようになれば、マスボクシングはもちろん、実戦でも使えます。

スウェーをマスターして最強のディフェンスを目指す

ウィービングがマスターできたらスウェー(スウェーイング/スウェーバック)の習得がおすすめです。上半身を反らして相手のパンチを避けるブロックテクニックです。 この時、ボクシングの基本姿勢をキープします。キープできないとウェービングもどきになってしまい、スウェーの「すぐ反撃に移れる」特徴が生かせません。
スウェー上達のコツは、練習相手に軽いパンチを出してもらい、ひたすら避けることです。「上体を反らす=左右の足で体重移動が行われている」感じを体でつかんでください。マスボクシング中に練習することも効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。前述のとおり、ボクシングでディフェンスが上達するコツはマスボクシングに集約されています。 高度な防御技をマスターすることと、マスボクシングの回数を重ねて相手の動きを見切ることが重要です。