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ボクシングのボディーブローが得意になる!5つの上達のコツとは?

2017 1/30 12:11
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出典: Master1305/shutterstock.com

ボクシングの練習に励んでいる方へ。 「もっと攻め方を極めていきたい!」と考えている人のために、 今回は、ボディーブロー上達のコツを5つご紹介します。

ボディーブローの基本姿勢

上達するためには、基本を振り返ることがとても大切です。ボディーブローでは、肩の力を抜き、自然体でいることから始まります。その後、前足に重心を移動させます。後ろに引いている方の肩と腰を、さらに後ろの方にひねれば、力強いボディーブローを打つことが可能です。
このひねる動作がコンパクトにできれば、ボディーブローを素早く繰り出すこともできます。力が入ってしまうと、大きな隙ができてしまい、相手から攻撃されてダウンにつながります。

ボディーブローの打ち方

拳を後ろにひねれば、あとは回転を利用してボディーブローを繰り出すだけです。ひねるときには、体の軸を中心にする意識を忘れずに行いましょう。また、ガードする側の体は、脇をしめて、力が分散しないようにします。
ボディーブローを仕掛ける拳は、腰のあたりに添えます。上体を前かがみにして、相手の腹を目標に拳を突き出します。打ち終わったら、すぐに基本姿勢に戻ってください。隙ができやすい技なので、シャープな動きが求められます。

打ち方や目的を理解して、ボディーブローを繰り出そう

ボディーブローを打つのは「腹」ですが、当てる場所によって、相手をダウンさせることができます。 みぞおちを狙って打つボディーブローのことを、「ストマックブロー」と呼びます。ストマックブローが決まれば、相手の腰を折るような一撃になります。肝臓を狙って打つボディーブローは、「レバーブロー(リバーブロー)」といいます。ジャブやフックとのコンビネーションを組み合わせることで、狙った部位に決めやすくなります。
ボディーブローの目的は、相手の動きを止めて体力を奪うことです。また、ガードを下げさせて、ダウンにつなげる攻め方です。

ボディーブローは、両方使えるようにする

利き手側のボディーブローは、威力もあって効果的な一撃を与えることができます。しかし、片方だけのボディーブローでは、相手もガードしやすくなります。試合に勝つためには、もう片方の手でもボディーブローを決めることが必要です。
利き手と反対側のボディーブローであれば、相手の懐に入りやすい特徴があります。懐に入れば隙を狙って攻撃できるので、試合も相当有利になります。全身を使って、ボディーに強烈なパンチを与えましょう。攻撃の幅が広がれば、より利き手のボディーブローを決めるチャンスが増えます。苦手意識のある方は、早めに克服しましょう。

上達のコツは、「下から前に」押し出すこと

ボディーブローのフォームがとてもきれいなのに、威力が弱い方がいます。その原因は、「下から上に向かう」パンチになってしまっていることが考えられます。
ボディーブローで大切なのは、「下から前に向かう」パンチを押し出すことです。せっかくきれいなフォームで、拳に力が乗っているのに、空中に力が分散しては意味がありません。「ひねり」を意識して、拳に集まった力をすべて相手にぶつけるイメージを心掛けましょう。そうすれば、自然にきれいなステップインもできます。

まとめ

いかがでしょうか? ボクシングのボディーブローは、とても破壊力のある一撃が期待できます。しかし、それに期待してしまうと、隙のあるフォームになってしまうでしょう。 ボディーブローには、「相手の動きを止めて、体力を奪う」「ガードを下げさせて、次の攻撃につなげる」という目的もあります。拳の力を相手にぶつける、シャープなボディーブローを心掛けてください。