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ボクシングのパンチの種類、握り方を徹底調査

2016 12/9 12:03
ボクシング
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Photo by cristovao / Shutterstock.com

ボクシングは選手同士が1対1でパンチで殴りあう熱いスポーツです。そのパンチも種類によって繰り出す軌道や威力が変わってきます。パンチの種類は聞いた事があるけれど内容まではわからないという方もいると思います。今回は、それぞれのパンチの難易度や、その技が得意な選手を紹介していきます。

拳の握り方

パンチの種類を挙げる前に拳の握り方から紹介します。当然の事ながらパンチは拳を握らないとできません。間違った握り方をすると逆にパンチした時に拳を怪我する事もあります。
正しい拳の握り方は、まず親指以外の4本の指を握り締めます。その状態で親指を中節骨(指先から見て一番目と二番目の関節の間)の上に乗せます。セットする時に親指は腕に対して90°でなければなりません。親指が4つの指で握りしめた拳の前に出ていると、パンチをした際に親指が先に相手に当たるので、指を怪我する原因となります。

パンチの基本中の基本 ジャブ

ジャブは、右利きの場合に構えた状態から、真っ直ぐの軌道で左の拳を前に出します。ジャブのポイントは、強いパンチを打つのではなく、早く打ち、早く元の構えの位置に戻すことです。自分の鼻の高さへめがけてパンチを素早く打つイメージです。
1994年12月4日に行われたWBC世界バンタム級王座統一戦の薬師寺保栄対辰吉丈一郎戦にて薬師寺選手が左のジャブを効果的に使い、優位な距離を保つことにより試合を優位に進める場面が幾つか見られました。
ジャブは、ダウンを狙うパンチというよりも相手との距離を測ったり、ダメージを与える、フェイント効果がある、捨てパンチとして使う等の効果があります。

一撃必殺のパンチ ストレート

ストレートは、右利きの場合に構えた状態から、右の拳を真っ直ぐの軌道で前に出します。ジャブと違うのは、速さよりも力を重視して、手だけでなく肩や腰の回転の力を利用して打つパンチだという点です。(因みに手だけで打つパンチは、よく手打ちと呼ばれています。)
ストレートのパンチが得意なのは、神の左というあだ名を持つ現WBC世界バンタム級王者の山中慎介選手です。山中選手は、先日11度目の防衛を果たしたばかりですが、神の左のストレートで数々の強豪選手をKOしてきました。

入る角度によっては非常に危険なパンチ フック

フックは、弧を描くようにして相手の側面から放つパンチのことを言います。肩や腰、膝、つま先などを回転させて、遠心力を利用して打ちます。フックを打つ間に反対側の手は顔の頬に付け、ガードをします。
フックは、相手に大きなダメージを与えるパンチであり、角度によっては一撃必殺のパンチにもなります。
フィリピン出身のノニト・ドネア選手は、フックを得意とする代表的な選手です。フックで数々のKOを決め、世界王者にも輝いています。日本人でフックが得意な選手は、内山高志選手です。内山選手もフックを武器に世界王者となり「ノックアウト・ダイナマイト」の異名を持っています。

接近戦で威力抜群 アッパー

アッパーは、打つ方の拳の肩を後ろに引いて溜めてから、反動を利用して拳を上に突き上げます。フック同様に反対側の手は顔の頬に付けてガードします。アッパーは、主に接近戦で威力を発揮するパンチです。体全体のバネを使うことで一撃必殺のパンチとなります。
元世界ヘビー級王者のマイク・タイソンのアッパーは、非常に危険なパンチで接近戦になるとアッパーが飛び出たら試合が終わるという雰囲気となり、それを実行してしまう恐ろしいボクサーでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 パンチと言っても種類は様々にあります。それぞれのパンチは顔めがけて打つイメージで紹介しましたが、その他にもボディに打つボディブローもあります。ボディブローもみぞおちに入るとKOにつながるパンチです。 ボクシングの試合を見る時にボクサーがどんなパンチを繰り出しているのかぜひ注目してみて下さい!

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