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日本ボクシング界の新星・井上尚弥の功績をチェックしよう!

2016 10/24 19:31
ボクシング
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出典 mainichi.jp

世界チャンピオンを続々と輩出し、日本ボクシング界は過去に例を見ないほど「最盛期」を迎えている。 本稿では、日本ボクシング界が誇る期待の星である井上尚弥が残してきた功績にスポットを当てる。

【井上尚弥の功績1】高校時代から国内外で活躍してきた逸材

1993年、神奈川県座間市で生まれた井上尚弥。ボクシングとの出会いは小学1年生の頃。父がジムを経営しており、グローブをつけることは必然だったのかもしれない。小学6年生で初めて試合に出場、少しずつ実戦経験を積みながらボクシングの面白さを追求していく。
新磯高校に進学してボクシング部に所属すると、1年生ながらインターハイ・国体・選抜で優勝、2年時には世界ユース選手権ベスト16、全日本アマチュア選手権大会で準優勝と、活躍の場を高体連大会以外に移しても一定以上の結果を残してきた。
高校3年生になった時には、国内ではインターハイと全日本選手権を制覇。国外でも世界選手権ベスト16、アジア選手権で準優勝と、世界にも通用するポテンシャルを有していることを証明した。

【井上尚弥の功績2】異例の8回戦でのプロデビュー

高校7冠という素晴らしい記録を引っさげて、卒業後にプロ入りを志した井上は、大橋ジムに入門する。記者会見の場で(当時は井岡一翔が持っていた)世界王座最短奪取記録を塗り替えることを宣言。プロテストに一発合格すると、2012年7月2日にプロデビュー戦を迎える。
拳を交えるのは、東洋太平洋ミニマム級7位のクリソン・オヤマオ(フィリピン)。格上の相手にひるむことなく1ラウンド開始のゴングからパンチを打ち込み、すぐにダウンを奪うと、4ラウンドに放ったボディがクリーンヒットして見事なKO勝ち。10代で8回戦でのデビュー戦は史上初、会場も超満員の中で行われた異例づくしの一戦だった。

【井上尚弥の功績3】プロ6戦目で世界の頂点に

世界タイトルを獲るまでのスピードは目を見張るものだった。2013年8月、プロ4戦目でライトフライ級日本チャンピオンに輝く。続く5戦目は同年末、早くもOPBF東洋太平洋ライトフライ級王者決定戦に挑戦。同級2位のヘルソン・マンシオ(フィリピン)を撃破して快進撃した井上は、2014年4月にWBC世界ライトフライ級王者のアドリアン・エルナンデス(メキシコ)に挑戦する。
世界の頂点を目指した一戦だったが、試合3週間前にインフルエンザに感染、減量苦もあって決して万全とは言えない状態。素早いフットワークから有効打を稼ぎ、上々の滑り出しを見せるが、3ラウンドで足がつるトラブルが発生。
早々に勝負を決めに行かざるを得ず、インファイトを挑むことに。リスクを冒して前に出る中、6ラウンドに放った右フックがダウンを奪い、そのままTKO勝ち。最後は苦しんだが、当時の日本最速で世界チャンピオンの座に就くことに成功したのだ。

【井上尚弥の功績4】プロキャリア無敗の王者を相手に2階級制覇に挑戦

戴冠から5ヶ月後に初めての防衛戦で勝利を収めると、井上は王座を返上して階級をスーパーフライ級に上げることを明言。試合ごとの減量がかなりハードで、アドリアン・エルナンデスとの一戦では減量苦から足がつったこともあり、より戦いやすい舞台を選ぶことになった。
WBO世界スーパーフライ級8位にランクインし、2014年を締めくくる一戦として準備されたのが、この階級の王者であるオマール・ナルバエス(アルゼンチン)とのタイトルマッチだった。アマチュア時代から一度もダウンを奪われたことがなく、スーパーフライ級以下では14年間無敗、フライ級王座を16回連続防衛した後、同級を11回連続防衛中と、まさに「世界最強」「無敵」の男。
井上本人も「KO勝ちは無理」「判定でもいいから勝ちにいかないといけない」と言い放ち、キャリア最大の難関になると予想された。

【井上尚弥の功績5】前評判を覆して2階級制覇を達成

運命の一戦のゴングが鳴ると同時に、積極的に前に出る井上。相手をうかがうスタンスの王者に、開始30秒で井上が放った右ストレートがクリーンヒット。初めてダウンを奪われた王者は、このダメージから防戦一方となり、2ラウンド3分1秒でまさかのKO負け。井上は絶対王者を相手に6分間での4度のダウンを奪い、4年7ヶ月の間ナルバエスが守ってきたチャンピオンベルト奪取に成功した。
あまりの強打にナルバエス陣営がグローブの中の確認を求めてきたほどで、とてつもない強打にナルバエスも驚きを隠せなかったのと同時に、ニューチャンプの誕生に賛辞を惜しまなかった。歴史をひっくり返すようなジャイアントキリングに成功したのだ。

まとめ

井上尚弥が、ノニド・ドネアにしか負けなかったナルバエスを破った一戦は、世界中にサプライズとして報じられ、わずか8戦での2階級制覇は世界最速の記録として認知されている。 見据えるのは「まず3階級制覇」。誰にも底が見えないポテンシャルをもって、これからも戦い続ける。 日本ボクシング黄金期を引っ張る井上尚弥の今後に注目したいところだ。

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