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ボクシングの始まりは紀元前!世界に広まったボクシングの歴史

2016 10/12 03:34
ボクシング 試合
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Photo by Anna Jurkovska/ Shutterstock.com

世界的に人気の高い競技であるボクシング。 その歴史は紀元前に遡り、元々とても危険な格闘技だった。 今回は、一度は違法にもなったボクシングがスポーツとして成立してきた歴史を紹介する。

ボクシングの始まりには諸説あるが、どれも紀元前に記録あり

ボクシングの起源には諸説ある。記録としては紀元前4000年頃のエジプトで軍隊の格闘技としてボクシングが採用されていたという記述、紀元前3000年頃のエーゲ文明の遺跡から発見されたボクシングをする図が描かれた壷、紀元前1100年頃のホメロス『イリアッド』に描かれたボクシングの戦いの様子など。 実際に競技として採用されたのは紀元前600年代の古代オリンピックだ。
しかし、当時はあまりにも危険で死傷者も出たこと、民衆の娯楽のために奴隷同士でどちらかが死ぬまで戦うという残虐な試合だったことから、ローマ皇帝によって禁止された。

イギリスで人気再燃、ボクシングが世界に広まってゆく

ボクシングは16世紀前半からイギリスで賞金をかける形で復活する。近代ボクシングの始祖はジェームズ・フィッグ。ジムを設立するなどしてボクシング選手育成の環境を整えていった。
フィッグの弟子で第3代チャンピオンのジャック・ブロートンは、自身も試合をする中でボクシングの危険性を危惧し、1743年にブロートン・コードを発表。それまでかなり何でもありだったボクシングで、噛みつきや投げ飛ばしを禁止し、判定や採点方法、賞金の取り決めなどを初めて文書として明確にした。
ただ、このブロートン・コードはなかなか浸透せず、実際の試合は相変わらずノールール。ついに1754年にイギリスで違法となってしまう。それでも根強い人気のため1790年に改めて解禁。1867年に「クイーンズベリー・ルール」という、現在のボクシングの基本ルールを定めたものが採用され、ラウンド制、グローブの着用、投げ技の禁止、KOの規定など、ボクシングがスポーツとして成立する礎が築かれたのだ。1921年には、世界で初めてボクシングの試合がラジオ中継された。

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