「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

意外と知らないボートレースの基本ルール5つ

2016 12/9 12:03
ボートレース,Shutterstock.com
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by Philip Lange/Shutterstock.com

子供のころからいつも同じ時間にテレビCMがやっていたため、小さな子でも言葉だけは知っていたボートレース。現在カップルやファミリーにも人気があります。ルールも実はとても興味深いスポーツでした。そんなボートレースについてお伝えします。

基本ルール その1 的中率が高い!?

ボートレースは6艇のモーターボートで競うレースです。ほかの競技と比べても出走数が少ないので的中率が高く、手軽で人気のある競技です。
スタートラインを通過後、一周600mで3周、合計1800mのコースを走り、ゴールに入着する順位で選手が競います。それぞれ1号艇が白、2号艇が黒、3号艇が赤、4号艇が青、5号艇が黄色、6号艇が緑とレースが判りやすいように色が決められていて、ボートの旗やユニフォームがそれぞれの色になっています。

基本ルール その2 スタート方法

ボートレースのスタートは独特です。
スタートラインに並んでスタートという競技ではなく、スタートラインを決められた時間内に通過する「フライングスタート方式」になります。待機行動と言われる、スタート時間の約1分40秒前にピットを出て、約30秒前まではコース取りを低速でします。スタートの約30秒前になるとほぼコースが決まり、加速していきます。そしてスタート時間を狙って、スタートラインを通過して勝負になります。

基本ルール その3 違反など

気をつけなくてはいけないのは違反です。まずは待機行動の時にコースへの入り方。1コースから順に入らなくてはいけなく、他のボートの後に進入すると違反になります。
また、スタートラインの通過時間がとても重要で、秒単位にシビアです。大時計の針が0秒をよりも前だとフライング(F)になり1秒以上遅れても出遅れ(L)となり、欠場となります。その際の舟券は全て払戻しされます。 また選手は厳しいペナルティで、自粛欠場を科せられます。

ボートレースの基本的な流れ

本番のレース前に、本番をシミュレートした展示航走があります。ここでは、スタート前のピットアウト、コース取りやスタートのタイミング、旋回の動きがよくわかり、各選手の戦略などもわかります。この展示航走ではフライングや出遅れにペナルティはありません。
展示航走が終わってから、そのレースの舟券が発売されます。レースによって販売時間が異なり、出走表で締切時刻がわかるので確認してくださいね。そして本番!接戦で順位判定が難しい時は写真判定になります。

ボートレースにはいろいろなレースがあります。

一言にボートレースと言っても、いろいろな種類のレースがあります。ほぼ毎日される一般戦からハイレベルな一握りの選手しか参加できないレースまで。
各レースは5つのグレード(格付け)に分けられて全国で開催されています。また、限定されたレース場(桐生、蒲郡、住之江、丸亀、若松)でナイター開催や、男子レーサーのみならず、女子レーサーも増えてきて、女子レーサーのみのレースが開催されたりもしています。また各自いろいろなイベントも開催され、ファミリーやデートでも楽しめる場所となっています。

まとめ

基本のルールは分かっていただけましたでしょうか?ボートレースは駆け引きの競技なので、各選手を攻略するのも楽しいです。各地カップル・ファミリー向けにもいろいろなイベントもあり、皆さん楽しめる場所にもなっています。ぜひ一度足を運んではいかがでしょうか?