戦後復興の起爆剤だった公営競技
太平洋戦争の終戦後、敗戦によって疲れ切っていたのは国民だけではなく、地方自治体の財政も同様でした。
日本には5つの公営競技があり、ボートレースは、中央競馬、地方競馬、競輪、オートレースに次いで一番新しい競技です。他の競技と同様に、直接収益分配があるので、自治体にとって財政再建の基礎となるものだったことでしょう。新しいといっても戦後の復興財源というように、初めての開催は昭和27年4月6日で、長崎県の大村ボートレース場にて行われました。「モーターボート競争法」が制定公布されたのが昭和26年6月18日でしたので、公布後1年とかからずにボートレースは始まったのです。