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【Bリーグファイナル】A東京リーグ連覇 仲間を信じて戦ったチャンピオンシップ

表彰式でトロフィーを掲げるアルバルク東京Ⓒマンティー・チダ
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「ロッカールームにいるメンバーが本当の仲間」正中岳城

各々の役割と言えば、主将#7正中岳城の存在を忘れてはいけない。レギュラーシーズンの出場は20試合にとどまり、チャンピオンシップはファイナルも含め、出場機会は無かった。しかし、主将としてまとめるその姿は、チームにとっても欠かせない存在であり、誰よりもチームのことを愛していた。

「チャンピオンとしてファイナルを戦ったことはあるが、12年目のシーズンにして、成し遂げられたことは嬉しい」とベテラン戦士もリーグ連覇は初経験だった。

「第7シードから自分たちは始まっているので、ファイナルまでどのように進めるかを考えていた。昨季も今季もシーズンで結果を出せなかった。新潟にも苦戦し、琉球にはホームで連敗していたので」とA東京は東地区3位に終わり、ワイルドカード上位チームとしてチャンピオンシップに進んでいた。

ワイルドカード上位チームとしての進出だったので、ファイナルまでは全てアウェイの戦いであった。

「実感として、プレーオフに向かっていく中で、自分たちが成長し、より良いチームになっていこうというものは、自分たちの中で見つけることができていた。だから、自信をもってファイナルには立っていた」と正中は話す。

千葉には分が悪かった。正中は、それを認めた上で「どのようにしてやられたのか。天皇杯準決勝や千葉のホームゲームもそうだし、リードしながらコントロールできなかった試合をいくつも落とした。どのようにコントロールして勝ち切るのかが今季のテーマだった」と付け加えた。

確かに、天皇杯準決勝の時は、千葉のラストポゼッションでパーカーに得点されて敗退。その後の千葉とのアウェイゲームでも、3Qの出だしでターンオーバーからペースを握られ、最後は追い詰めきれなかった。しかし、チャンピオンシップセミファイナルでは、琉球とGAME3までもつれ込む死闘を制して、ファイナルの舞台に駆け上がってきた。

琉球とのGAME3から中3日でファイナルというタフなスケジュール。「ルカHCからは『琉球とのGAME3は、ファイナルに向けてこの上ない練習にできた』と。チーム全員そういう気持ちで、疲弊しているところもあったけど、乗り越えてファイナルを迎えることができた」と語る。

チャンピオントロフィーを掲げるアルバルク東京の正中岳城Ⓒマンティー・チダ

Ⓒマンティー・チダ


「しんどさとか疲れはあったけど、この40分だけで決まる。全員が、ここで力を発揮するという力強さは出せた。前日は疲れている感じもあったが、朝になったら全員やるしかないなと。ロッカールームにいるメンバーが本当の仲間だし、信頼していくしかないので、コートに自信を持って立てたかなと思う」と続けた。

ファイナルに向かうまでやファイナルを戦っている間も、裏側では、選手やスタッフは疲労を感じながらも、仲間を信じて戦っていた。王者になるためには、追い詰められた状況でも「やるしかない」という気持ちを続けられるか、改めて感じた次第だ。

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