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【Bリーグファイナル】A東京リーグ連覇 仲間を信じて戦ったチャンピオンシップ

表彰式でトロフィーを掲げるアルバルク東京Ⓒマンティー・チダ
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千葉の特徴を消すことに終始したA東京

ファイナルの会場、横浜アリーナでは「史上最強のワイルドカード」という看板を掲げていたA東京のファンもいた。A東京は、横浜アリーナで行われた最終決戦で栄冠を掴み、昨季に続いて連覇達成。この日にすべてをかけていた。

「千葉は速いチームなので、まずここを如何に抑えるか。簡単に走らせない、その後のオフェンスリバウンド。背後から飛び込んでくるチームなので、ボックスアウトをするなどして止めることを最重視した」とA東京ルカ・パヴィチェヴィッチHCが語る。

千葉が掲げる『激しい守備から走るバスケ』の象徴でもある、エドワーズや#3マイケル・パーカーに仕事をさせないことを、念頭に置いた試合だった。パーカーはファイナルで10リバウンドを記録したが、レギュラーシーズンやクォーターファイナル、セミファイナルで見せた、オフェンスリバウンドからの得点は無かった。結果、A東京は、前半でパーカーの存在感を薄める事に成功していたのだ。

そして、田中、馬場をスタート5で同時起用したことにも驚いた。シーズン中は別々に起用していたからだ。ルカHCは同時起用の意図を以下のように語る。

「田中、馬場は我々のピック&ロールのメインヒッター。レギュラーシーズンであれば60試合あるので、計算上別々で起用していた。しかし、ファイナルは一発勝負なので、メインヒッター二人を先発から起用して、主導権を握る必要があった」

また、メインヒッターの一人、田中は「前半タフショットやイージーなレイアップを落としてしまったが、3pを3本決めたのは大きかった。うまくいかなくても、終始アグレッシブにやろうと。3Qでエドワーズから奪ったバスケットカウントが一番良かった」と語る。馬場は「千葉の巧みなディフェンスに対しても、慌てずに周りへパスすることを一番に考えていた」という。

ベンチサイドに立つアルバルク東京のルカHCⒸマンティー・チダ

Ⓒマンティー・チダ


チームとして勝利を掴むために、それぞれの立場で試合に臨んでいた。レギュラーシーズンでは、千葉に1勝5敗と分が悪かったからこそ、ファイナルでは千葉の持ち味を消し、ピック&ロールでポジションチェンジしながら、フリーになる選手を見つけてパスを供給。各々の役割を徹底させたことがリーグ優勝を大きく手繰り寄せたといっても過言ではない。

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