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いよいよBリーグチャンピオンシップが開幕、3季目の王者はどこだ?【Bリーグ】

2019 4/22 15:00SPAIA編集部
バスケットボール,ⒸSPAIA
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ファイナル経験ある東の3クラブが優勝争いの中心か

B1は全60試合のレギュラーシーズンが終了し、いよいよチャンピオンシップに突入。出場する8クラブが3代目の王者を懸けた戦いに挑む。

Bリーグは2季連続で東地区のクラブが王者に輝いており、今季のレギュラーシーズンも東地区はハイレベルな試合が繰り広げられた。その中で勝率1位の千葉ジェッツ、2位栃木ブレックス、3位アルバルク東京と3クラブが勝率7割超えに。さらに周知の通り、初代王者は栃木で昨季はA東京、そして千葉は準優勝と3クラブともファイナルを経験している。今季もこの3クラブが優勝争いの中心になるだろう。

勝率1位の千葉は#2富樫勇樹がケガなくシーズンを戦い、数字こそ落としたが、勝負どころで何度もシュートを沈めるなど成長の跡が見られる。チームとしても修正力が備わり、試合後半の平均得点は約45点。昨季のファイナルではA東京の勢いに飲まれてしまったが、今季も同じ轍を踏むことはなさそうだ。

選手構成で言えば、#34小野龍猛がケガで長くチームを離れ、復帰後も調子が上がっていないが、昨季不調だった#27石井講祐が復調。後半にかけて状態が上がってきた#5田口成浩、SG起用も増えた#11西村文男の存在も光った。

帰化した#3マイケル・パーカーを含め、外国籍選手もタイプの違った選手をそろえる。そうしたメンバーがうまく融合し、得意のオフェンスでは85.8点と昨季より1点アップした上で、失点が73.5から71.3にダウン。攻守ともに成長し、この3年で最も状態は良いと言える。

前年王者のA東京は序盤こそ敗戦が多かったが、終盤に帳尻を合わせてきた。エースの#24田中大貴をはじめ、主力選手を欠く試合もチーム力で乗り切ってきた。ただ気になるのは千葉との相性の悪さ。千葉とはファイナルまで対戦しないものの、今季は1勝5敗と大きく負け越しており、特にそのうち3敗が5点差以内と接戦で取りこぼしている。

田中や#53アレックス・カーク、成長著しい#6馬場雄大を軸にレギュラーシーズンの成績を覆せるか。

好要素が多い栃木

千葉、A東京の2クラブ以上にチャンピオンシップに向けて状態を上げているのが栃木だ。#9遠藤祐亮や#18鵤誠司の成長でウイングに厚みが生まれた上に、#0田臥勇太と#31喜多川修平の復帰に#6比江島慎の獲得。プレータイムの配分も安齋竜三ヘッドコーチがうまく調整し、各選手がベストパフォーマンスを出せるようになっている。

終盤にかけて、#4ジェフ・ギブスや#22ライアン・ロシターを温存しながら勝利を重ねており、上位クラブへの苦手意識もない。田臥と喜多川もしっかり仕事をこなせるほどに回復し、どの選手が出てきても活躍できる布陣である。

数字においてもリバウンド数(38.9)、ターンオーバー数(9.2)、ブロック(3.2)はリーグ1位で、“堅実かつアグレッシブな”バスケットを展開している。オフェンスレーティング、ディフェンスレーティングともに千葉に次ぐ2位だ。そして比江島の存在は数字以上に怖く、1対1で切り開く突破力、終盤の勝負強さとコート上にいるだけで心強い。

終盤の失速が気がかりの琉球

西地区を2年連続で制した琉球ゴールデンキングスだが、終盤で大失速。失点は68.7とリーグ最少だが、得点は12位の74.8。司令塔の#3並里成を獲得したが、外国籍選手が次々と戦線離脱し、得点源が安定しなかったのが原因だ。

頼みの日本人で得点源となる#14岸本隆一、#51古川孝敏もFG成功率は3割後半、4割前半と安定感に欠けた。加えてディフェンスも4Qに大量得点を許して逆転負けする試合もあり、チャンピオンシップに向けて不安要素は多い。

破壊力抜群の新潟はダークホースになれるか

今季のサプライズクラブである新潟アルビレックスBBは、チャンピオンシップでも強豪クラブにどう立ち向かうのか注目されている。

Bリーグのトップスコアラー#54ダバンテ・ガードナーを擁しながらディフェンスのもろさや、ガードナーと#7五十嵐圭頼みが課題だった新潟。しかし今季はディフェンダーの#22上江田勇樹、ベテランの#3柏木真介を獲得すると大きく躍進。平均失点は81.4から73.3と10点近く改善され、FG成功率やアシスト数が向上。1〜3Qまでは各選手がバランス良く攻めながら、勝負どころでガードナーにボールを集める攻撃で、今季は45勝を積み上げた。

初のチャンピオンシップという不安要素はあるものの、百戦錬磨のベテランが多くクォーターファイナルをホームで開催できるのは強み。クォーターファイナルの相手は、ディフェンディングチャンピオンのA東京。そこで勝利すれば、一気に頂点まで駆け上がっていく可能性も秘めている。

ここまでチャンピオンシップの展望を行ってきたが、短期決戦なだけに主力のケガやシンデレラボーイの登場など、様々な要素が合わさって前評判通りになるとは限らない。はたしてBリーグ3代目の王者に輝くのはどのクラブになるのだろうか。

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