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渋谷区と二人三脚で積み上げたサンロッカーズ渋谷の3年間

2019 1/14 11:00高須基一朗
サンロッカーズ渋谷
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ⒸSPAIA

ホームコートは青山学院大

国内プロバスケットボールリーグが一本化し、Bリーグが旗揚げしたのが2016年。トップリーグB1の18チームに加盟するサンロッカーズ渋谷は、東京都渋谷区の青山学院大学記念館の体育館施設をホームコートとして3年が経過した。

ようやく渋谷区民に受け入れられたが、東京のシンボルの一つである“渋谷”という街をチーム名に入れた当時は様々な困難に直面したという。 当時の苦難の数々と、渋谷区民に受け入れられ始めた今を紐解く。

苦難続きの日々

Bリーグ発足前の旧JBL/NBLリーグ時代は日立サンロッカーズとして東京都と千葉県柏市と、二つの活動拠点を持っていた。 日立のお膝元の地域として関連企業が多く点在する千葉県柏市には、サッカーJリーグの柏レイソルも本拠地を置いていることは広く知られている。 渋谷サンロッカーズも、この日立のチームカラーを継承する形で黄色がベースカラーのユニホームを愛用している。

ホームコートは渋谷区の青山学院大学。 チーム名に渋谷を名乗っていることから、練習環境も青山学院内と思われがちだが、実は日立サンロッカーズ東京時代と変わらず、千葉県柏市に定期的に練習できる活動拠点を保有している。 突如として渋谷に拠点を移すことになって、3年が経過しているのに未だに渋谷区に練習場を確保できない。

23区の中でも渋谷区は非常に人気スポットであり、区営の体育館施設もスケジュールは連日満席状態で、プロ選手が練習する時間を確保できる体育館が見つかっていない。 このことにチーム運営を取り仕切る事業部長の宮野氏は次のように答える。

「本当に切実な悩みです。渋谷と名乗りながら…まったく練習場所を渋谷区内に確保できないで気づけば3年目です。月曜日から金曜日まで毎日3時間だけでいいので体育館を貸してくれる渋谷区内の場所を本当に確保したいです。選手の宿泊寮や練習環境など、本当はすべてを渋谷にしたいのが本音です」

サンロッカーズが渋谷にこだわるのは理由がある。

渋谷センター街が怖い街、危ない街というイメージを払拭しようと、2011年から「バスケットボールストリート」を名乗っている上、代々木公園のバスケットコートや美竹公園の「ジョーダン・コート」が存在するなど、渋谷区はバスケットと密接な関わりがあった。

アルバルク東京が「東京」を名乗ったこともあって、ピンポイントの「渋谷」をチーム名にして若者カルチャーに根付かせようとしたのだ。

ただ、ホームコートで青山学院記念館を利用する際、大学の部活動の学生たちは、渋谷区内の他の施設を練習場所にして、土曜日、日曜日はサンロッカーズに終日明け渡している事情がある。 これを考えると、平日までサンロッカーズが占有することは簡単でないことも補足しておきたい。

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