昨シーズン覇者・栃木が停滞から上昇か?
昨シーズンの覇者である栃木ブレックスが苦しんでいる。昨シーズンのチャンピオンシップ進出8チーム中5チームが揃う難敵揃いの東地区ではあるが、第16節終了時点で地区最下位だ。
17節で同地区5位のレバンガ北海道と直接対決で2連勝。12月24日の琉球ゴールデンキングス戦から数えると7連勝となり、息を吹き返してきた。
この連勝で勝率.531(17勝15敗)とレバンガと同率なものの、対戦成績で上回るため最下位を脱出している。
1月30日終了時点で東地区首位のアルバルク東京とは9ゲーム差。自動チャンピオンシップ出場圏内となる、2位の千葉ジェッツまでも5ゲーム差と道のりは険しい。
しかし、各地区上位2チームを除いたなかで、勝率の高い2チームに与えられるワイルドカード争いでは、サンロッカーズ渋谷(19勝13敗)とゲーム差はわずかに2。リーグ戦は残り約半分となる15節あり、2連覇への道はまだ残っている。
優勝した昨シーズンは3連敗がなかったが、今シーズンは10月に5連敗すると12月にも4連敗。2度の大きな連敗を喫してしまった。
しかし、12月の4連敗以降は勝ち続けており、連敗はない。また、昨シーズンは1月後半から7連勝、3月には8連勝と大型連勝を記録するなど、後半戦で大きく勝利数を上乗せした。
今シーズンも同様に最終盤までこの勢いで進むことができるだろうか。司令塔の田臥勇太、日本代表の竹内公輔といった、新旧のスター選手が所属する栃木をチャンピオンシップで見たいものだ。