Bリーグ中地区は愛知県を中心とした6チーム
Bリーグ2年目のチーム振り分けで、中地区は愛知県に近いチームが集まることになった。愛知の「三遠ネオフェニックス」「シーホース三河」「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」神奈川の「横浜ビー・コルセアーズ」富山の「富山グラウジーズ」新潟の「新潟アルビレックスBB」が2017-2018シーズン中地区として争う。
中地区内で6回戦の総当り(計30試合)、交流戦として他地区の対戦を2回戦総当り+6試合(計30試合)をし、地区での順位を決定する(決定基準は勝率)。上位2チームのみがチャンピオンシップへ出場できるため、地区での勝敗は非常に重要なものとなるのだ。
中地区は「シーホース三河」が優勢か?
2017-2018シーズン中地区で、一番勢いがあるのは「シーホース三河」だ。7勝1敗(勝率 .875)と他チームの追随を許さない。
2位「三遠ネオフェニックス」3位「富山グラウジーズ」でも、4勝4敗同士と勝ちきれていない中、「シーホース三河」は7連勝中である。
昨シーズン、最終順位を2位で終えた強豪「シーホース三河」を打ち破るチームが出てくるだろうか。
(※2017-2018シーズン 第4節終了時点の情報)
昨年の最終順位表と2017-2018順位表から好調チームを調べよう
2016-2017最終順位表【2017-2018中地区抜粋】
2位 シーホース三河(勝率 .767)
6位 三遠ネオフェニックス(勝率 .550)
10位 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(勝率 .450)
10位 新潟アルビレックスBB(勝率 .450)
15位 富山グラウジーズ(勝率 .300)
17位 横浜ビー・コルセアーズ(勝率 .267)
2017-2018 順位表【第4節終了時点】
1位 シーホース三河(勝率 .875)
2位 三遠ネオフェニックス(勝率 .500)
3位 富山グラウジーズ(勝率 .500)
4位 新潟アルビレックスBB(勝率 .375)
5位 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(勝率 .375)
6位 横浜ビー・コルセアーズ(勝率 .125)
「シーホース三河」の圧倒的な強さの影に隠れがちだが、「富山グラウジーズ」が健闘を見せている。
強みは選手層の厚さ「シーホース三河」
2017-2018シーズン第4節、「シーホース三河」は主力の橋本竜馬、金丸晃輔が故障のため欠場していた。主力選手を欠くというのは通常、チームの危機的状況になるものだ。しかし、「シーホース三河」は、西川貴之、狩俣昌也、松井啓十郎のベンチスタート組選手を投入し「横浜ビー・コルセアーズ」を破った。
主力を欠いても勝てる選手層の厚さを見せた「シーホース三河」だが、鈴木 貴美一HCは満足していない。
「インサイドの守り方、特にハシーム・サビートのところでやられた部分もあるので、まだまだ修正が必要」
出典:
バスケットボールキング
「シーホース三河」が目指すものは、ただ一つ。リーグ優勝のみである。
着実な進化で勝ちにいく「富山グラウジーズ」
2016-2017シーズンはB1 残留プレーオフで辛うじて勝利した「富山グラウジーズ」は、とても好調とは言えないチームだった。しかし、2017-2018シーズンはリーグ開催前から東海・北陸アーリーカップで優勝を果たすなど、着実に進化していた。
一番の変貌は、今シーズンから就任したミオドラグ・ライコビッチHC指導のヨーロッパ式の激しいディフェンスと、攻撃型司令塔である宇都直輝のスピード感溢れるプレーだ。
2017年から「富山グラウジーズ」に加わった大塚裕土の3Pも、確実にチームを勝利へと導いている。
中地区のダークホースとなれるか、期待が集まっている。