琉球ゴールデンキングスとは
琉球ゴールデンキングスは、沖縄県沖縄市を本拠地とするプロバスケットボールチームで、チーム名にはかつての地名・琉球王国と、bjリーグの中でキングのような存在になって欲しいという意味が込められています。チームカラーはゴールドです。
2007-08シーズンより、前身のbjリーグに参加。この年は西地区最下位という残念な結果となりましたが、翌年には見事初優勝。2015-16シーズンには、全チーム最多となる4回目の優勝を遂げています。
2016年からスタートしたBリーグでは、B1西地区に所属し、今シーズンのテーマは「BE STRONGER」。ホームスタジアムは沖縄市体育館で、今シーズンから導入された2階観客席の約40mの大型ビジョンでさまざまな演出が披露されています。
bjリーグ時代から、沖縄県初のプロスポーツチームということもあり、地元全体から愛されているチームです。bjリーグでは、他のチームの2倍にもなる平均観客動員数3,000人超え、年間10万人を動員する圧倒的な人気。Bリーグでも、ホームでの1試合平均観客動員数3308人(2016-17シーズン第8節終了時点)と根強い人気を誇っています。
31番 喜多川修平(きたがわしゅうへい)選手 SF
喜多川修平選手は、神奈川県出身、1985年10月1日生まれ、身長185cm、体重83kg。
高校時代は全国大会の経験のない無名選手でしたが、専修大学卒業後の2008年から2015年までNFLのアイシンシーホース(現シーホース三河)に所属。2013-14シーズンからの2シーズンは主将も務めました。しかし、日本代表の比江島慎選手、金丸晃輔選手らが存在していたため出場機会が減少。2015年6月に琉球ゴールデンキングスに移籍しました。
今シーズン第8節までの成績は、1試合平均得点14(16位)、フリースロー成功率94%(2位)、3Pシュート成功率37.7%(15位)と大活躍。アウトサイドからのシュート精度と、状況判断能力はチームトップで、コンスタントに1試合2ケタ得点をマークできるチームの得点の要となる選手です。
10番 波多野和也(はたのかずや)選手 PF/C
波多野和也選手は、1982年4月19日生まれ、身長192cm、体重95kg。ブラジル出身で「ジェイ」という愛称で親しまれています。
静岡学園高校2年、3年生の時にインターハイに出場。各試合で2ケタ得点を獲得する活躍で、その後のアジアジュニア選手権大会4位という結果に貢献しました。専修大学時代には、同学年に中川和之選手、中川直之選手、長澤晃一選手、1学年上に佐藤浩貴選手、1学年下には大宮宏正選手、伊藤孝志選手、小淵雅選手など現在プロ選手として活躍するメンバーが揃った黄金期を支えます。1年生の時からスタメンだった波多野選手は、インカレでの上位入賞に貢献し、優秀選手賞も獲得。4年連続の全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)出場も決めています。
大学卒業後は、bjリーグの大阪エヴェッサにドラフト1位で入団。2年連続の優勝に貢献しました。2010-11シーズンからは埼玉ブロンコスに移籍するも、右手の骨折で戦線離脱。その後、滋賀レイクスターズ、大分ヒートデビルズ、島根スサノオマジックを経て、今シーズンより琉球ゴールデンキングスに加入しました。
bjリーグ時代よりもハイレベルな戦いになるBリーグにおいて、経験豊富なベテラン選手ということで、技術面だけでなく精神面でもチームを支えています。
34番 ラモント・ハミルトン選手 PF/C
ラモント・ハミルトン選手は、1984年4月6日生まれ、身長208cm、体重116kg。アメリカ、セント・ジョーンズ大学出身で、これまでスペイン、フランス、ロシアなど海外リーグで活躍してきた選手です。琉球ゴールデンキングスには2016-2017シーズンより加入しました。
今シーズンの成績は、第8節終了時点で1試合平均のアシスト3.7(5位)、スティール1.3(20位)、ブロック1(12位)とリーグ全体でも好調。ゴール下でのディフェンスだけでなく、3Pシュートやアシストなどアウトサイドでのオフェンスでも貢献できる選手。幅広い状況で活躍できるため、チームのカギを握る選手と言えるでしょう。
まとめ
琉球ゴールデンキングスの今シーズンの成績は、第8節終了時点でB1西地区4位。8勝8敗と勝率は5割です。
厳しい状況が続いていますが、残り試合はまだまだたくさんあります。
今後はbjリーグ最多優勝を誇る琉球の健闘に期待したいところです。