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Bリーグ・京都ハンナリーズの注目選手

2016 12/16 11:07
バスケット選手,ⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

2016年より新たに開幕したバスケットボール「Bリーグ」。 今回は京都ハンナリーズについて、チーム概要と注目選手3名をご紹介します。

京都ハンナリーズとは

京都ハンナリーズは、2008年からbjリーグに参加、2012-13シーズンには過去最高の3位になるなど、ウエスタンカンファレンスのファイナルズの常連として知られている西日本の強豪チームです。2016年に発足したBリーグでは1部西地区所属となっています。
チーム名は「上品で明るく華やかなさま」を表す、京ことばの「はんなり」が由来。忘れつつある古式ゆかしき言葉をつけることで、京都の文化を継承していくという意味も込められています。
チームカラーは水色。京都市内にあるハンナリーズアリーナをホームスタジアムとしています。2011年に京都市体育館の命名権を獲得したことで、日本の体育館の正式名称に初めてチーム名が使用されることになりました。ホームでの観客動員数は1試合平均1957人です(2016-17シーズン第7節終了時点)。

1番 小島元基(こじまげんき)選手 PG

小島元基選手は、1994年2月19日生まれ、茨城県出身。身長180cm、体重84kgです。
東海大学在籍時には、怪我で苦しみながらもそれを乗り越え、3・4年生の時に関東大学選手権で2連覇に導きました。そんな活躍もあり、アーリーエントリー制度で卒業前の2016年2月に京都ハンナリーズに加入。5月のbjリーグプレイオフ・ファーストラウンド第2戦で、いきなり先発を任されています。
今シーズン第7節までのアシスト数は1試合平均3.1で、リーグ17位の成績です。メンタルが強く、名前の通り元気あるプレーが特徴。ゲームを作るポイントガードの役割をしっかりと果たし、チャンスメイクに貢献しています。

12番 岡田優介(おかだゆうすけ)選手 SG

岡田優介選手は、1984年9月17日生まれ、東京都出身。身長185cm、体重80kgです。
今シーズン第7節までのスタッツを見ると、1試合平均13.9得点(19位)、フリースロー成功率91.3%(4位)、3Pシュート成功率35.8%(15位)とリーグ全体でも優秀な成績。チームの得点の要となる存在です。
中学時代にはジュニアオールスター、高校3年生の時にインターハイ得点王。青山学院大学では1年生の時から新人王を獲得する活躍を見せ、当時関東2部のチームの1部昇格に貢献。3年生の時には1部優勝を果たし、インカレでは準優勝に導きました。
卒業後、トヨタ自動車アルバルクに加入。JBL 2011-12で初優勝し、日本代表選手としても活躍しました。2013年には一般社団法人日本バスケットボール選手会の初代会長に就任しています。 また、2010年には公認会計士の資格を獲得。プロバスケットボール選手として活動しながら、非常勤として新日本有限責任監査法人で実務経験もあるという異色の経歴を持っています。

15番 佐藤託矢(さとうたくや)選手 PF

佐藤託矢選手は、1983年08月25日生まれ、大阪府出身。身長198cm、体重102kgです。 青山学院大学卒業後、2006年にJBL三菱電機に加入。JBLスーパーリーグ 2006-07シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、世界選手権では日本代表候補に選ばれました。しかし、2009年に重傷を負い、3年近くの間コートから離れることになります。
その後、2012年に復帰し、千葉ジェッツ(2013年)、つくばロボッツ(2014)、和歌山トライアンズ(2015)と4つのチームに在籍。2016年より京都ハンナリーズに加入しました。 京都ハンナリーズでは、キャプテンを任されています。大きな怪我を乗り越え、NBL・bjリーグの両方で活躍した豊富な経験は、チームメイトから頼られる理由のひとつでもあります。

まとめ

今シーズンは第7節終了時点で6勝8敗を負け越し、西地区5位の京都ハンナリーズ。序盤のスタートは出遅れた印象はありますが、全60試合とまだ順位が予想できない状況です。Bリーグ初代チャンピオンの座を獲得するべく、まずはチャンピオンシップへの出場を目指しているチームです。