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Bリーグ・川崎ブレイブサンダースの注目選手

2016 12/16 11:07
バスケット選手,ⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

2016年より新たに開幕したバスケットボール・Bリーグ。 今回は、ここまでB1中地区1位と好調の川崎ブレイブサンダースについて、50年を超える歴史と注目選手3名をご紹介します。

川崎ブレイブサンダースとは

川崎ブレイブサンダースは、実業団リーグであるNBLリーグの前身「JBL」時代に設立された東芝のバスケットボールチームです。チーム名には、力強くスピード感あふれるプレーで、最後まであきらめず勇敢に戦っている戦士たちという意味が込められています。
ブレイブサンダースは、1950年創部とBリーグの中でも歴史のあるチームです。これまでNBL(JBL)リーグ、オールジャパン、国体など全国タイトルは合わせて13回と実績も豊富です。しかし、近年までは所属選手は全員東芝の社員という位置付けだったため、プロ選手を目指す社員が他のチームやbjリーグに移籍することが多くありました。
Bリーグでは、B1中地区に所属。川崎市とどろきアリーナをホームスタジアムとしています。また、トッケイセキュリティ平塚総合体育館、横須賀アリーナなど県内施設でホームゲームを開催することも多く、ホームゲームに市民を招待したり、バスケットボール教室を開催するなど、地域貢献活動にも積極的に取り組んでいるチーム。2016-17シーズン第8節終了時点での1試合平均観客動員数は2429人となっています。

22番 ニック・ファジーカス選手 C

1985年6月17日生まれ、アメリカ出身。身長210cm、体重111kgのニック・ファージカス選手は、「ニック」という愛称で知られています。
ネバダ大学時代には、4年連続NCAAトーナメント出場の原動力となり、シーズン大学得点記録を更新。2007年にドラフト2巡目でNBAのダラス・マーベリックスに加入しました。その後、ベルギーやフランスなど世界各地のリーグに移籍、2012年に川崎ブレイブサンダースに加入しています。
ここまでの成績は、1試合平均29.1得点(リーグ1位)の大活躍。特に、ブロック0.8(20位)、リバウンド11.4(3位)とゴール下での彼のプレーを止めることは容易ではありません。第8節までB1中地区1位とブレイブサンダースの好調の大きな要因となっています。

7番 篠山竜青(しのやまりゅうせい)選手 PG

篠山竜青選手は、1988年7月20日生まれ、地元・神奈川県出身。身長178cm、体重78kgです。 母親が地元バスケチームのコーチをしていたことがバスケを始めた理由のひとつ。日本大学3年生の時にはユニバーシアード日本代表にも選出。ブレイブサンダースには大学卒業後の2011年に加入しています。
2014シーズンからはキャプテンを務めるなど、チームの司令塔として活躍。今シーズンはここまでアシスト3.3(14位)とチャンスメイクに大きく貢献しています。「一挙手一投足」をモットーにする、彼が作り上げるブレイブサンダースのゲームに期待です。

12番 ライアン・スパングラー選手 PF

ライアン・スパングラー選手は、1991年10月3日生まれ、アメリカ出身。身長203cm、体重106kgです。 オクラホマ大学4年生の時には、2016年よりNBAニューオーリンズ・ペリカンズに加入したバディ・ヒールド選手と共に、チームをNCAAトーナメントでファイナルフォー(ベスト4)に導く活躍。大学卒業後の2016年に川崎ブレイブサンダースに加入しました。
ここまでの成績は、リバウンド8.7(12位)、ブロック1.1(11位)。ゴール下での存在感は圧倒的で、同じアメリカ出身で休日も共に過ごすことが多いニック・ファジーカス選手との相性は抜群です。

まとめ

1950年創設と歴史のあるチームである川崎ブレイブサンダース。 実業団リーグ時代からの全国タイトル13回という実績通り、今シーズンはここまでB1中地区13勝3敗で1位と絶好調です。 まだまだ続くBリーグですが、このスタートダッシュの勢いを維持できるのか注目です。