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進むNBAの国際化! 外国人選手分布まとめ ~イースタン編~

2018 4/4 15:23OSはーでん
ヤニス・アデトクンボ
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サウスイーストディビジョンの外国人選手

イースタンカンファレンスはサウスイーストディビジョン、アトランティックディビジョン、セントラルディビジョンという3つの地区からなる。まずはジョージア州、ノースカロライナ州、フロリダ州、ワシントンD.C.に拠点を置く5チームで構成される、サウスイーストディビジョンから紹介しよう。

サウスイーストディビジョン 外国人選手

ⒸSPAIA

外国人選手が5人と最も多いのはマジック。それぞれ異なる国の出身で、特徴あるプレイをする。中でも得点源のひとりエバン・フォーニエ(フランス)と、ディフェンスの要ビズマック・ビオンボ(コンゴ)の二人は、マジックにとって大きな存在だ。

ホークスのデニス・シュルーダーはドイツ代表、ヒートのゴラン・ドラギッチはスロベニア代表でもある。NBAでもチームの中心選手として活躍。特にドラギッチは今年のオールスターで初選出されるなど、現在キャリアの全盛期を迎えているところだ。

アトランティックディビジョンの外国人選手

続いては、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、ペンシルベニア州、カナダにある5チームで構成されるアトランティックディビジョン。

アトランティックディビジョン 外国人選手

ⒸSPAIA

外国人選手が最も多いのはシクサーズの7人。セルティックスとラプターズは6人。この地区には、チームの主力を担うNBA屈指の外国人プレイヤーが多い。また上記3チームはイースタンの上位で、セルティックスやラプターズは今季の優勝候補でもある。

ヨナス・バランチュナス、サージ・イバカ、ジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、クリスタプス・ポルジンギス、エネス・カンター、カイリー・アービング、アル・ホーフォードなど、この選手たちだけでもオールスターが開催できそうな豪華な顔ぶれだ。

セントラルディビジョンの外国人選手

最後に、イリノイ州、オハイオ州、ミシガン州、インディアナ州、ウィスコンシン州にある5チームで構成される、セントラルディビジョンの外国人選手。

セントラルディビジョン 外国人選手

ⒸSPAIA

この地区の最多はブルズとキャバリアーズの4人。そして現在NBAで唯一、外国人選手のいないチームがデトロイト・ピストンズである。

この地区で特に有力な外国人選手が、バックスに所属するヤニス・アデトクンボだ。身長211㎝の長身ながら、ガードまでこなせる器用さを持つ。2018-19シーズンは、さらにフィジカルを手に入れてNBAを席巻。足や腕の長さを利用した速攻は、現在最も止められないプレイのひとつだろう。23歳でまだ5年目の「ギリシャの怪物(Greek Freak)」がNBAを牛耳る日も、そう遠くはないかもしれない。

2018年3月現在 NBA全体の外国人選手

前編のウェスタン編から順に紹介してきたが、ここで2018年03月14日付けの最新情報をまとめてみよう。

NBA全体の外国人選手

ⒸSPAIA

ウェスタンに52人、イースタンに53人の外国人選手が所属し、NBA全体で105人となっている。NBAで最も外国人選手が多いチームは、7選手が所属するジャズとシクサーズ。
今や外国人選手は珍しくなく、NBAに欠かせない存在となっている。いつかこの中に「JAPAN」という国籍が加わり、その存在が当たり前になる日も来るのではないだろうか。