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最年長チームはどこ? NBAチームヒストリー

2018 4/5 10:30OSはーでん
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Ⓒゲッティイメージズ

全30チームのNBA加入年は? 初期から参戦しているのは3チーム

1946年に始まったNBAは、正式名称を”National Basketball Association(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)”といい、今年で71年目を迎えている。現在30チームで構成されているが、すべてのチームがNBA創設時からあったわけではない。

現在のNBAチームは何年に加入しているのか、こちらの年表にまとめてみた。

NBAチーム加入年表

ⒸSPAIA

こちらに挙げた現在まで続いているチームの他に、途中でなくなったチームが15チーム存在する。そのチームの多くがNBA創設初期に活動していた。

NBAに古くから登録し、最も永く存在しているチームは、ボストン・セルティックス、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ニューヨーク・ニックスの3チームだ。どのチームも長い歴史を持つためか、熱狂的なファン達が多いのが特徴である。

最も多く優勝しているチームは? 優勝の無いチームも多数

71年の歴史を持つNBAの中で、最も優勝しているチームはどこなのだろうか? 優勝回数の多い順にランキング形式でまとめてみた。

優勝数ランキング

(前身チームでの優勝を含む)ⒸSPAIA

最も多く優勝しているのはボストン・セルティックスの17回で、特にビル・ラッセルを擁した1950-60年代には、8連覇含む11回の優勝を果たしている。
2位のレイカーズは、ジョージ・マイカン、マジック・ジョンソン、シャック&コービーなど、時代を飾ったスター選手たちによって優勝回数を荒稼ぎしている。3連覇を2回達成しているのは、シカゴ・ブルズとレイカーズの2チームのみだ。

3位のブルズは、ご存知”神様”ことマイケル・ジョーダンが2度の3連覇を果たしている。
もし、ジョーダンが一度目の引退をしていなければ、さらに記録は上積みされていたかもしれない。因みに、優勝経験があるチームは18チーム、経験がないチームは12チームである。

あの常勝軍団が1位! チーム歴代勝率トップ5

チームごとに参戦年数および試合数に違いはあるが、歴代で最も勝率が高く、長年に渡って強いチームを作りあげているのはどこなのだろうか?

勝率の高いチームトップ5が以下のチームだ。

勝率トップ5

(2018/03/26現在)ⒸSPAIA

優勝回数の多いセルティックスとレイカーズを上回ったのが、サンアントニオ・スパーズだ。
リーグで唯一6割超えを果たしており、42年間というチームの歴史上、プレイオフ出場は37回。約88%の確率でプレイオフに出場しているというのだから、NBAの「常勝チーム」といえばスパーズになるだろう。

そんなスパーズを率いているのが、1996-97シーズン途中からスパーズのHCに就任したグレッグ・ポポビッチだ。
初めてフルシーズン指揮をとることになった、翌年97-98シーズンより20年連続でプレイオフ出場、NBA優勝5回、通算1195勝538敗(勝率.690)という素晴らしい成績を残している(2018/04/03現在)。ポポビッチがいる限り、スパーズの強さは安定しているだろう。

2008年にシアトル・スーパーソニックスより名称変更した4位のオクラホマシティ・サンダーは、サンダーになってから勝率.607を記録している。サンダーだけでみれば、スパーズに次いで歴代2位の勝率である。そんなサンダーの強さの秘訣はドラフトの上手さだ。

2007年にケビン・デュラント、2008年にラッセル・ウェストブルック、2009年にはジェームズ・ハーデンとNBAを代表するスーパースターを3人も獲得している。現在チームに残るのはウェストブルックのみだが、最後に3人が揃ったシーズンはNBAファイナルへと駒を進めていた。

長年に渡り、チームを強く維持するというのは難しいものだ。その秘訣は有力選手の獲得よりも、有力なコーチやスカウト陣の獲得なのかもしれない。