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どんどんと進むNBAの国際化! 外国人選手分布まとめ ~ウェスタン編~

2018 4/2 15:28OSはーでん
マヌ・ジノビリ
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Ⓒゲッティイメージズ

NBAの国際化の状況は?

2017-18シーズン開幕時のNBAには42ヶ国、108人の外国人選手が所属していた。4年連続で100人以上、各チーム1人以上の外国人選手が登録している状況だ。今シーズン一番多くNBA選手を輩出している国がカナダで、人数は11人。次いでフランス、オーストラリア、スペインとなっている。

NBAの国際化の状況は?

ⒸSPAIA

特にヨーロッパ出身の選手が多く、108人の外国人選手中64人がヨーロッパ出身だった。
近年、オールスターウィークエンドの若手版「ライジングスターズ」で、チームUSA対チームワールドという形式をとっている。NBAの国際化が進み、若手の有望選手のみで、このようなイベントが行えるようになったのだ。

サウスウェストディビジョンの外国人選手まとめ

テキサス州、ルイジアナ州、テネシー州にある5チームで構成される、サウスウェストディビジョンから紹介しよう。各チームの外国人選手は以下の通りだ。

サウスウェストディビジョンの外国人選手まとめ<

ⒸSPAIA(03/13現在)

一番多く外国人選手が所属しているのは、サンアントニオ・スパーズ。スパーズは以前から多国籍のチーム構成をしている。2000年代の黄金期を支え、未だ現役のマヌ・ジノビリやトニー・パーカーらをはじめ、外国人選手の発掘には実績がある。スパーズが長年強豪であり続けられるのも、世界各国のマイナーリーグから選手を見つけ出すスカウト陣の力が大きい。

次に多いのが、ダラス・マーベリックス。マーベリックスからはチーム一筋20年目のダーク・ノビツキーや、2015年に現役を引退したスティーブ・ナッシュなど、MVP級の外国人選手が誕生している。

ノースウェストディビジョンの外国人選手まとめ

コロラド州、ミネソタ州、オクラホマ州、オレゴン州、ユタ州にある5チームから構成される、ノースウェストディビジョンを紹介する。

ノースウェストディビジョンの外国人選手まとめ

Ⓒ(03/13現在)

最も多いのが、ユタ・ジャズの7人。ジャズのスタメン5人中3人が外国人選手で、チームの主力を担っている。中でもフランス出身のルディ・ゴベアは216㎝の長身を活かし、攻守両面の主軸としてチームを引っ張っている。特にディフェンスではブロックを得意とし、リーグでも指折りのディフェンス力を誇るジャズの”鉄壁”の砦だ。また、オフェンス面ではスペインの”神童”ことリッキー・ルビオが、独特のリズムとパスセンスでオフェンスを仕切る。

ティンバーウルブズには将来のNBAを背負うであろうアンドリュー・ウィギンズが所属。同じく若手スターのカール・アンソニー・タウンズと共に、今季は初めてのプレイオフを見据えている。

パシフィックディビジョンの外国人選手まとめ

最後は王者ウォリアーズが所属するパシフィックディビジョン。この地区は、カリフォルニア州とアリゾナ州にある5チームで構成される。

パシフィックディビジョンの外国人選手まとめ

(03/13現在)


最も多いのはサクラメント・キングスの4人。キングスには2018年オールスター・ライジングスターズMVPのボグダン・ボグダノビッチやバディ・ヒールドら、将来有望な若手シューターが揃う。

ウェスタンカンファレンスの外国人選手は以上の通りとなった。現在カンファレンス合計で52人の選手がプレイしている。外国人選手が多い、スパーズやジャズのディフェンス力はリーグでも上位であり、粘り強い守備力と外国人選手は無関係ではないだろう