福岡県ナンバーワン、そして全国ナンバーワンを狙う名門「福大大濠」
福岡市にある福大大濠は、1951年に設立された中高一貫の私立校で、バスケットボール部は日本代表プレーヤーも含め、bjリーグやJBLで活躍するプレーヤーを多数輩出してきた名門でもある。
ウィンターカップ出場回数は36回、昨年は初戦で中部大第一(愛知)に初戦で敗れはしたものの、優勝2回、準優勝4回、ベスト4進出が11回と、全国レベルの強豪校であることを証明するには十分な記録を残している。今夏のインターハイにも出場し、久しぶりの全国優勝を狙っている。
王者打倒の対抗馬として戦う強豪校「福岡第一」
福岡市南区にある福岡第一は、1956年に設立された私立校。部活動がさかんで、野球部は2度の甲子園経験があり、バスケットボール部は、福大大濠と好勝負を繰り広げるほどのライバル関係にあり、全国大会の常連にもなっている。
ウィンターカップとインターハイでそれぞれ1回ずつ全国優勝を経験しており、地元選手だけでなく県外から越境入学してくる選手も多数いる。更に中国からの留学生選手も加わり、強力なチームを作り上げているのだ。今夏のインターハイ出場も決まり、好調の波をキープしている。
努力の上に花が咲く、ひたむきバスケで全国を目指す「中村学園女子」
中村学園女子高校は、福岡県城南区にある中高一貫の私立校。「努力の上に花が咲く」をチームの信条とし、チーム一丸となって最後まで諦めないプレーを心がけ、全国大会制覇に目標を定めて日々トレーニングに励んでいる。
新人戦では九州大会ベスト4に進出と好成績を残し、6月に行われたインターハイ県予選では決勝リーグに進出しながら、惜しくも3位となった。次の舞台であるウィンターカップに向け再びチーム強化に乗り出し、目指すは全国優勝だ。
ウィンターカップで全国8強に進出した強豪校「福大附属若葉」
福大附属若葉高校は、福岡市中央区にある女子校。1907年に設立された九州女子高校が前身であり、2010年に現在の校名に改称した。ウィンターカップにはこれまでに6回出場しており、ここ3年は連続出場中だ。昨年はベスト8進出という記録を残している。
地元・福岡県出身の選手が中心にしたチーム構成で、「夢一心」を合言葉に全員で戦い、勝利の喜びをわかち合えるチームを目指している。次のターゲットはウィンターカップで、昨年のベスト8を越える成績を収めるべく、再度チーム強化に取り組んでいる。
福岡県4強にも進出、公立の雄「宗像」
宗像高校は、1919年に宗像市に設立された公立校で、県内では珍しい校舎併設型の中高一貫教育を行っている。男子バスケットボール部は、ずば抜けた力を有しているわけではないが、コンスタントに県大会に出場する実力を持っている。
今年5・6月に行われたインターハイ県予選のブロック決勝で、同じく公立の雄である直方高校を相手に勝利を収め、見事決勝リーグに進出。福岡第一と福大大濠に力負けしたものの、県3位に輝いた。
まとめ
全国レベルで結果を残すようなチームを輩出してきた福岡県の高校バスケ界。
おもしろいことに、毎年優勝するチームが特定していないため、毎回拮抗した戦いが繰り広げられる。次の公式戦であるウィンターカップにはどの高校が出場し、どのような戦いが繰り広げられるのか楽しみだ。