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決勝戦で因縁の対決!2017年女子バスケインターハイまとめ

2017 9/13 14:03Mimu
バスケ、女子バスケ、高校
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何度も顔を合わせてきた因縁の対決が決勝戦で

女子のインターハイ決勝は、愛知の桜花学園、そして岐阜県の岐阜女子という因縁の対決となった。この顔合わせは2015年大会から3年連続、いずれも桜花学園が勝利している。
この2校はインターハイ以外でもたびたび顔合わせしており、2015年のウィンターカップでは岐阜女子が勝利、2016年のウインターカップでは桜花学園が勝利と、実力はほぼ互角だ。ただ、インターハイに限っていえば、桜花学園は5連覇を含む44度の優勝経験がある。

しかし、新チームになってからはやや岐阜女子に分があるよう見える。ウィンターカップ以降東海新人大会、全関西バスケットボール大会、東海大会と3度の直接対決があり、すべて岐阜女子が勝利している。この良い流れが来ている中で行われたインターハイ決勝であった。

両チームに注目選手多し!

桜花学園の注目選手といえば、やはり山本麻衣選手・藤本愛瑚選手の2名だ。山本麻衣選手は、この名門チームで1年生からスターターに選ばれるほどの実力の持ち主。入学前から3連覇を達成していた強豪チームの中でも、ひときわ高い存在感を放つ。3年生担った今、チームの司令塔は彼女以外に考えられない。

そしてもう1人のキーマンである藤本愛瑚選手は、父親に元プロ野球選手の藤本俊彦さん、母に元バレー日本代表の藤本美加さん(旧姓:山内)を持つスポーツサラブレッドだ。お姉さんの藤本愛妃さんも、大学でU-19日本代表候補に選ばれている。徹底的に基礎をたたき込まれ、あらゆるシュートを高い確率で決めることができる選手だ。この2人が、桜花学園の攻撃の中心となる。

一方で岐阜女子の注目選手は、セネガルからの留学生、バイ・クンバ・ディヤサン選手だ。身長190cmの体格がありながら、スピードもテクニックも持ち合わせている。どこからでもシュートを打つことができるし、リバウンドにも強い。キャプテンでSFを務める石坂ひなた選手いわく、彼女がゴール下にいれば絶対にリバウンドで勝てるという安心感があるため、攻めの3Pシュートが打てているそうだ。身長以上に大きな存在感を放つ選手である。

序盤は岐阜女子が主導権を握る

試合は第1Qから岐阜女子が主導権を握る。クンバ選手が高さを生かして、次々に得点を重ねていく。東海大会では相手ディフェンスに上手くやられてしまい、ファールが重なって思うようなプレーができなかった。しかし、この大会では相手ディフェンスに翻弄されないほどの「強さ」を身につけ、圧倒的な決定力を見せつける。

反対に桜花学園の攻撃は岐阜女子のディフェンス陣が上手く押さえ込んでいた。池田沙紀選手が山本麻衣選手を、木下七美選手が藤本愛瑚選手を。岐阜女子の2年生コンビが相手チームのキーマン2人をしっかりと押さえ込み、第1Qを15-8と7点リードで終える。

中盤からは均衡状態に

試合は中盤から均衡した状態が続く。第2Qが11-11、第3Qが20-21、合計得点は40-46と、お互いに一歩も譲らない展開に。桜花学園は徐々に山本麻衣・藤本愛瑚両選手が本領を発揮しはじめ、2人の得点シーンも増えていった。

一方、岐阜女子のオフェンスも緩まらない。やはりクンバ選手の高さは驚異的だ。桜花学園2年生の井森可琳選手がその高さに徐々に対応していったものの、やはり彼女を完全には止めることができない。さらに第3Q後半からは石坂ひなた選手の3Pシュートが効果的に決まり、2年生の阪納百選手のスティールなども光った。そして岐阜女子が6点リードのまま、4Qへと向かう。

最後まで分からなかった第4Q!粘りを見せた岐阜女子が優勝

最終第4Q、まずは桜花学園が攻める。ミドルシュート、フリースローをしっかりと決めて、46-46の同点に追いついた。その後も両者得点を重ね、第4Qの半分が過ぎた時点では50-50と互角。だがここから岐阜女子がさらに攻めの手を打つ。4分40秒、クンバ選手がゴール下を決めて50-52、さらに1分後にはリバウンドでも得点を奪い50-54。

すぐさま桜花学園も山本麻衣選手が空中でフェイクを入れるダブルクラッチを見事に決め、52-54と巻き返す。だが、またもクンバ選手がタイムアウト後のフリースローを1本、さらにその後ゴール下も決めて52-57。流れは大きく岐阜女子に傾いた。残り1分18秒、桜花学園タイムアウトを取るも、1分9秒でクンバ選手にゴール下、さらに21秒のところで木下七美選手のミドルも決まり52-61。桜花学園も山本麻衣選手が意地の3Pシュートを決めるものの、この時点で残り8秒。そのまま試合終了のブザーがなり、55-61で岐阜女子が勝利となった。

因縁の対決を見事に制した岐阜女子。特に5連覇中だった桜花学園に勝利したというのは、大きな意味を持つだろう。今後の女子高校バスケ会の中心となることができるだろうか。それは彼女たちの今後にかかっている。

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