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バスケットボールの背番号15のイメージとは?

2017 9/13 14:03Mimu
バスケ、バスケットボール
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高校バスケの背番号15とは?マンガではスリーポイントの名手が着用

2017年より高校バスケでも背番号が自由化しているが、以前は背番号にも規定があり、ベンチ入りメンバーの背番号は4からの連番でなければならなかった。そしてインターハイ本選ではベンチ入りメンバーは12人。そのため、この背番号15がベンチ入りメンバー最大の番号だったのだ。

ウインターカップでは15人までベンチ入りできるため、背番号も最大で18番までである。またインターハイでも、都道府県によっては予選で15人までベンチ入りできる場合もある。だがそれだけに、今までは16番や17番でベンチ入りしていたのに、インターハイ本選ではメンバーから外れてしまう十分に考えられのだ。思っている以上に、シビアな番号である。

だが、もっと違った見方をすることもできる。学校によっては、期待の下級生にこういった最大の番号を与えることも多い。つまりこの背番号15をつけた選手が、今後のチームを担う選手になる可能性もあるのだ。そう考えると、もっと注目していきたくなる番号だ。

NBAでは圧倒的なダンクを持つあの名選手がつけた番号

だがNBAでは、この番号をつけた圧倒的なスター選手がいる。その選手とは、ヴィンス・カーター選手だ。NBA史上、優れたダンク技術をもった選手である。このヴィンス・カーター選手のすごさを語るのであれば、やはり2000年のダンクコンテストが最も適切だろう。ダンクコンテストでは予選で3本、決勝で2本、合計で5回の試技を行い、それぞれ50点満点で得点がつけられる。予選では3本の内から得点の高かった2本の合計点を集計し、上位2名が決勝に上がることができるのだ。

まずは予選第1投目、反時計回りに360度回転しながらのダンクを決める。踏み切る瞬間は完全に背中をゴールに向けていたものの、そのまま空中で回転し、そのままダンク。時計回りの360度回転ダンクは過去の選手によって何度も披露されていたが、逆回転でのダンクはカーター選手が初だ。いきなりの慎技に、場内も騒然であった。得点は50点満点。続く2投目はゴールの後ろから走り込み、そのまま振り向きざまにジャンプしてのダンク。こちらも見事に決まり、49点を獲得した。

伝説となった2000年のダンクコンテスト

だが、もっとも見事だったのは3投目だろう。未だNBA史上最高ともいわれているダンクだ。スリーポイントラインのやや後ろから走り出し、ゴール前で大きくジャンプ、そのままチームメイトがバウンドさせたボールをキャッチすると、股の下を通してからダンクを決めてしまったのだ。
この股を通すダンクは前例があったものの、それをチームメイトがバウンドさせたボールを空中で受け取ってから股を通したのは、カーター選手しかいない。この強烈なダンクを次々と決めるカーター選手に、観客たちも賞賛の声を惜しまなかった。もちろん得点は50点満点だ。この時点でカーター選手の得点は100点。文句なしで決勝に進出した。

こうなると、もう決勝ラウンドの相手も戦意喪失だ。カーター選手は独壇場とばかりに、決勝ラウンドでも豪快なダンクを見せる。1投目はドリブルからフリースローラインでジャンプする豪快なダンクシュート。肘までリングの中に入るほどのパワーあるダンクに、再び会場がわき上がる。得点は50点満点。そして最後の5投目は両腕での豪快なダンクで締めくくり、優勝を獲得した。
どのダンクも、かつて他の選手が見せたことがないようなダンクだ。高いイマジネーションと、それを実現するだけの身体能力。その両方を兼ね備えた選手であった。

Bリーグでもあの双子の名選手が着用

日本Bリーグでの背番号15の名選手といえば、アルバルク東京の竹内讓次選手だろう。バスケファンにとってはおなじみである竹内兄弟の双子の弟で、兄である竹内公輔選手とともに高校時代からバスケ界を牽引してきた。
竹内選手と同学年である84年(~85年3月)生まれの選手には有望な選手が多かったのだが、「竹内世代」と呼ばれているほど、世代ではぬきんでた存在だったのだ。2人とも2mを越える高身長ながら、スピードやテクニックも持ち合わせており、世界の高さに対抗するためのキーマンとして何度も日本代表に選出されている。

結局背番号15のイメージとは?

讓次選手は主にフォワードを任されており、毎試合多くの得点とリバウンドを稼ぐことができる。本人自身にも得点力があり、スリーポイントも得意としているが、それでいてリバウンドなどのゴール下でのプレーにも強い。あれだけの高さがありながら、何でも起用にこなせるのが魅力だ。

MBAにもBリーグにも、背番号15をつけた名選手がいる。だが彼らにこれといった共通点があるというわけではない。しかしそれだけに、今後どのような選手がこの番号をつけて成長していくのか、そういった楽しみが持てる番号でもある。