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バスケットボールにおける背番号12のイメージとは?

2017 8/25 10:07Mimu
バスケ
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背番号12は名ポイントガードがつけていた番号!?

バスケットで背番号12といっても、すぐに背番号12の選手がもつ役割をイメージすることができる人は少ないかと思う。中学や高校のバスケでは、ベンチ入りはしているものの、レギュラーで出場する選手の番号というイメージはない。かといって、特定のプレーを得意とする選手がつける番号というイメージもない。他の番号に比べて、確固たるイメージを持たない番号なのだ。
だが、NBAでは話は別だ。あの史上最高のポイントガードのつけた番号として、広く知られている。その選手とは、ジョン・スタックトン氏だ。詳しく紹介していこう。

正統派ポイントガードと呼ばれたジョン・ストックトン

ジョン・ストックトン氏は、背番号12を背負い、NBAのユタ・ジャズ一筋で19年間プレーした選手だ。パスやスティール技術に優れ、「正統派ポイントガード」と呼ばれていたほどである。NBAを代表するポイントガードといえばマジック・ジョンソン氏やアイザイア・トーマス氏がおなじみだ。

ジョンソン氏は巧みなパスワークを持っており、非常に高いアシスト力を持っていた選手である。だが比較的小柄な選手が務める風潮のあったポイントガードにおいて、206cmとかなりの高身長であったのも特徴だ。一方でトーマス氏も185㎝とやや小柄でアシスト能力に優れた選手であったが、スリーポイントや攻撃的なプレーも得意としており、フォワード的な一面も持っていた。

彼らと比べると、ストックトン氏は本当にイメージ通りのポイントガードだ。185㎝と小柄な体格に、広い視野を持ち、正確無比なパスが最大の武器。自身は派手なプレーを好まず、味方を活かしながらゲームメイクをしていく、ポイントガードのイメージをそのまま体現したような選手だったのだ。まさに「正統派ポイントガード」である。

ポイントガードとしての基礎部分を極めていた

ストックトン氏の特徴は、とにかく正確無比なパスワークだ。常に味方の位置を把握し、正確なパスを出してて味方の得点をアシストする。このポイントガードの基本中の基本ともいえるプレーを、ストックトン氏は得意としていた。
そして稼いだアシスト数は15,806、これはNBAでも歴代1位の数字である。ちなみに2位のジェイソン・キッド氏は12,091なのだから、いかにこの数字が圧倒的なのかがよくわかるだろう。

加えてスティール数3,265も、NBA歴代1位の記録である。相手のチームからすれば、彼が1人居るだけで、オフェンスに細心の注意を払わなければならなかったのだ。激しいプレーが持ち味だったゲイリー・ペイトン氏すらも、もっとも1on1で相手したくない選手の名に彼を上げているほどだ。

また、本人のシュート力自体も決して低くはない。むやみやたらにシュートを行うことは決してしなかったが、試合後半の均衡した状態から、試合の流れを変えるシュートを何本も決めてきた。普段はアシストに回っているが、必要があれば自身でも決める。寡黙な仕事人タイプの選手であった。

Bリーグで背番号10をつける名選手

Bリーグでも背番号12をつけた注目の選手がいる。京都ハンナリーズの岡田祐輔選手だ。大学卒業の2007年にトヨタ自動車へ入団し、その後つくばロボッツ、広島ドラゴンフライズ、千葉ジェッツを経て、2016年から今のチームで活躍している。
高い精度を誇るスリーポイントが武器のシューティングガードで、毎年高いスリーポイント成功率を誇っている。2017年のオールスターにも、スリーポイントコンテストで出場している。

現役選手ながら公認会計士試験に合格!?コート内外で頼りになる存在

岡田選手といえばトヨタ自動車時代の2010年に、公認会計士の試験に合格したことでも話題となった。当時から日本代表にも選ばれるほどのトップ選手が、難関資格である公認会計士に合格するのは、おそらくバスケ以外でもほとんどない話だろう。2011年にはトヨタ自動車の嘱託社員として、とある監査法人の非常勤で実務に当たったこともある。
プロバスケ選手の選手会である「日本バスケットボール選手会」が設立された際は、初代会長にも任命された。コートの内外問わず、頼りになる人物だ。

今回紹介した背番号12の選手は、どちらもクレバーな選手であった。もちろんこれは偶然であり、激しいプレーの方が持ち味だという背番号12の選手もいるかもしれない。もしバスケを観戦する機会があったら、「クレバー」をキーワードに背番号12の選手に注目するのも面白い。

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