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「華麗にかわす!」バスケットボール バックビハインドが得意な選手

2017 7/12 14:39おしょう
バックビハインド
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Photo by dotshock / Shutterstock.com

バスケットボールのドリブルの中でもひときわ華麗なプレイ、バックビハインド。しかしプレイ中にするには難しく、難易度の高いスキルなのだ。 今回はバックビハインドが得意な選手を紹介する。

バックビハインドとは

相手ディフェンスから見て、身体の後ろ側を通してドリブル中に反対の手に持ち替えるテクニックだ。ディフェンスからボールが見えなくなるので、スチールをしにくいスキルでもある。ディフェンスがスチールを狙ってきた時にかわすことも可能だ。しかし、ボールを見ずに扱うため難易度が高く、瞬時に繰り出さなくてはいけない場面が多いので判断力も問われる。

「天性のパスセンス」ジェイソン・ウィリアムス選手

一般的に、ドリブルは低い方が良いというのが定説だったが、ウィリアムス選手は姿勢の高いドリブルを得意としていた選手だ。ストリートボールのようなプレイスタイルで、相手を惑わすプレイで活躍していた。記録には乏しい選手かもしれないが、プレイのインパクトは強く、「記録よりも記憶に残る選手」の代表格と言える。
ウィリアムス選手のバックビハインドは、フェイントでバックビハインドパスを交えたり、肘に当ててパスの軌道を変えたりと、変則的な動きが多く予測不可能なものだった。

「豪快なドリブル」デロン・ウィリアムス選手

デロン・ウィリアムス選手の、ポイントガードとしては大柄の191cmから繰り出される様々なドリブルは迫力満点だ。ガードでありながらもパワーがあり、自らがインサイドに切り込んでプレイする機会も多く、ドリブルムーブが豊富な選手でもある。
その中でもデロン選手のバックビハインドは、リーチが長いこともあり、豪快に相手を抜き去ることができる。豊富に持つスキルの中で、他にはクロスオーバーなども得意としている。

「NBA史上屈指のシューター」ステファン・カリー選手

NBAの歴史の中でも屈指のシューターとして知られているステファン・カリー選手だが、ドリブルが上手い選手でもある。カリー選手のドリブルは、あえて強くつき過ぎないことで、瞬時に判断できるように意識に余裕を持つことが特徴だ。
そのため、瞬時にスキルを繰り出すことができる。バックビハインドの応用のダブル・バックビハインドを繰り出し、ディフェンスをアンクルブレイクさせることもある。シュート、カットイン、パスなどプレイの選択肢が多いため、ディフェンス側からは非常に厄介なプレイヤーだと言える。

「NBA屈指のアンクルブレイカー」ジャマール・クロフォード選手

相手ディフェンスを惑わし、アンクルブレイクさせることが多い選手がジャマール・クロフォード選手だ。クロスオーバー、レッグスルーなど様々なドリブルムーブを得意としていて、その中の1つにバックビハインドがある。
クロフォード選手の場合、バックビハインド単体というよりも他のスキルと織り交ぜて使用することが得意で、さらにそれを流れの中で繰り出すため、非常に優れたプレイヤーだった。「クロフォードムーブ」というクロフォード選手独自の組み合わせの技を得意としていた。

まとめ

バックビハインドは綺麗に決まると非常に盛り上がるスキルだ。 特にNBAなどの最高峰の舞台で、ファーストブレイク時に決まるとより鮮やかに見えるだろう。 バスケットボールの中でも華やかなスキル、バックビハインドに注目してみてほしい。